モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲(SACD/CDハイブリッド)ESSW-90232
販売価格3,972円(税込) [18ポイント進呈 ] 売り切れ/SOLD OUT 商品画像 ![]() ウィーン伝統の優美と洗練を極めた不滅の名盤、ついに世界初Super Audio CD ハイブリッドディスク化。LP 初期の超優秀録音の真価が明らかに。
(『レコード芸術』1956 年6 月号、推薦盤) 「モーツァルトのクラリネット五重奏曲のレコードをたった1 枚選べ、と言われたら、僕は今もって迷うことなく、このモノーラル時代のウラッハ盤を挙げるだろう。彼のウィンナ・クラリネットは溶けるように練れた音色を持ち、それが弦楽四重奏と不思議に絡み合いながら進んでゆくさまは夢に聴く思いだ。テンポを大きく動かしたロマンティックな表現だが、それでいて洗練の極みに達しており、モーツァルトの品位を失っていない。コンツェルトハウスもウラッハとぴったり息の合った彼らの最上の出来。」 「まさに極め付きというべき名レコードである。ウラッハのクラリネットはデリケートの極みで、そっと耳元でささやくような趣があり、やさしさと魅惑を秘めて忍び寄る魂のようだ。第2 楽章など、ウィーンの夜の情緒であり、それだけにハンガリア・ムードの場面ではむせぶような匂いに欠けてしまうほどだが、第3楽章における速いテンポのニュアンスは絶妙に出る。コンツェルトハウスもロマンティシズムの粋で、フォルテは甘く、柔らかく、陶酔的でもあり、ポルタメント一つが古き佳き時代のウィーンの香りを伝え る。」 (『レコード芸術別冊・クラシック・レコード・ブック1000(5)室内楽曲編』、1986 年) 「ウラッハのクラリネットは輝きを抑えて、音のしっとりとした本質で聴かせる種類のもので、ここでの2 曲のクッリネット五重奏の名作を、その核心に沿って味わわせてくれる。モーツァルトではあくまで潔くのびやかな音楽への姿勢が、実に高貴な印象を与える。押しつけがましさとは異なった次元でこれはとても積極的な演奏で、モーツァルトの音楽を前に委縮したり躊躇したりが微塵もないのだが、そこから作曲者に特有の純真な美が匂い立つように薫る。(・・・)ブラームスは音楽の振り幅を一層大きく取って、男性的に強靭におおらかにこの名作の醍醐味を解放した演奏である。じっくりと腰を落ち着けて灼熱の高揚へと持っていったり、クラリネットがヴァイオリンと切実な歌を歌い交わしたりと、優れた音楽が求められるあらゆる要素が、見せかけや虚飾を一切排除して歌い、また語られる凄さに言葉を失うほどの演奏である。」 (『クラシック不滅の名盤800』、1997 年) 「ウラッハの音色は暗く、あまり音量の変化を感じさせない点に特色があり、フォルテが少ない割には音色感が統一されていて、その柔らかくふくよかな響きは他の楽器と見事に溶け合う。この録音でも、コンツェルトハウスの弦の響きがクラリネットの響きとよく溶け合い、何よりも時代の雰囲気がほのぼのと感じられ、これはいつの時代にも受け入れられる名盤中の名盤といえよう。」 (『クラシック不滅の名盤1000』、2007 年) 「ウラッハの渋く、滋味豊かな演奏はこれらの作品の演奏に期待される枯淡の境地にぴったりだ。ウィーンの伝統を頑なに守り続けたウィーン・コンツェルトハウスSQがバックを固めていることが古き佳き時代の室内楽というポイントでもある。」 (『最新版 クラシック不滅の名盤1000』、2018 年) 収録曲
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756‐1791)
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 1 第1楽章 アレグロ 2 第2楽章 ラルゲット 3 第3楽章 メヌエット 4 第4楽章 アレグレット・コン・ヴァリアツィオーニ ヨハネス・ブラームス(1833‐1897) クラリネット五重奏曲 変ロ短調 作品115 5 第1楽章 アレグロ 6 第2楽章 アダージョ 7 第3楽章 アンダンティーノ-プレスト・ノン・アッサイ、マ・コン・センティメント 8 第4楽章 コン・モート レオポルド・ウラッハ(クラリネット) ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団 アントン・カンパー(第1 ヴァイオリン) カール・マリア・ティッツェ(第2 ヴァイオリン) エーリヒ・ヴァイス(ヴィオラ) フランツ・クヴァルダ(チェロ) [[録音] 1951 年、ウィーン、コンツェルトハウス、モーツァルトザール 〈モノーラル録音〉 [初出] モーツァルト:WL 5112(1952 年)、ブラームス:WL 5155(1952 年) [日本盤初出] モーツァルト:ML5166(1957 年1 月)、ブラームス:ML5031(1956 年5 月) [オリジナル・レコーディング] [レコーディング・プロデューサー] クルト・リスト [レコーディング・エンジニア] カール・ヴォルライトナー、ヘルベルト・ツァイトハンマー、パニュッチュ [レコーディング&エディテイング・エンジニア] ゲルハルト・シューラー [Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック株式会社) [Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 東野真哉(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ)) [オーサリング] 藤田厚夫(有限会社エフ) [解説] 諸石幸生 浅里公三 [企画・販売] エソテリック株式会社 [企画・協力] 東京電化株式会社 おすすめ商品
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