初回頒布【２月末までにお申し込み済み分】は４月末以降順次発送予定です。
第２次頒布は期間内であっても予定数に達し次第終了となります。あらかじめご了承ください。

光源LED用電流の分離供給やバランス出力など新機軸も注目。
黒檀ケース、光学式専用特製XLRフォノケーブル付き

　ウエスギの最新製品であるU・BROS220DSRは、DSオーディオ光カートリッジ専用の管球式フォノイコライザーアンプです。その特別仕様であるU・BROS220DSR Limited Editionを限定頒布します。モダンで精悍な表情を持つ黒檀のウッドケースを採用し、光カートリッジ光源LED用電流の分離供給が可能な上杉研究所製の専用フォノケーブルが付属します。ご応募期間は1ヵ月限定です。

●回路とパーツおよび機能
　U・BROS220DSRは、上杉研究所の藤原伸夫氏が光カートリッジの音質と技術的な可能性に触発されて、多くの新機能も盛り込んで開発しました。振幅比例型で発電特性が電流性である光カートリッジのポテンシャルを生かす、電流型イコライザーアンプとして設計されています。電流－電圧変換回路を松下電器製低雑音管12AX7Aで構成し、フィリップス製の12AT7で位相分配と電流増幅の各回路が構成されます。いずれの真空管も、全盛時代の優れたヴィンテージ管です。低電圧大電流モードでオペレーションされる真空管式のバランス出力回路を搭載し、3kΩ以上の入力インピーダンスのプリアンプに対応します。XLRバランス出力の装備はウエスギ初の仕様です。

　光カートリッジ光源LED用直流電流の分離供給は、音質向上への貢献が期待できる新機軸です。XLR端子装備の上記の専用フォノケーブルを使うことで、電流が流れる配線と電圧を検出する配線を分離するケルビン4端子接続法により、光源LEDへの分離給電を可能にしています。電流出力である光カートリッジの特徴を生かし、針位置の変動幅の正確な計測によるインサイドフォース調整機能を装備。さらに、再生イコライザーはRIAAカーブに加えてAES、NAB、ffrr、Columbia/LPのイコライザー特性に対応し、オールドLPの理想的な再生の追求に応えています。

●音質について
　藤原氏は『管球王国』111号に寄せた開発記で、ハイグレードな光カートリッジとU・BROS220DSRとの組合せによって、録音スタジオのコンソールアウトの記憶につながる、上質なアナログサウンドが感じられたと記しています。『管球王国』試聴室での、DSオーディオDS-W3光カートリッジと最新モニター型スピーカーB＆W 801D4 Signatureを使った取材でも、青空天井といえるような爽快さと透明な空気感が感じられました。『管球王国』111号での藤原氏の開発記は、本機のイコライザー回路定数も掲載した充実の内容です。ぜひ合わせてお読みください。

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