TOPページ > レコードショップ > SACD > ショパン:ポロネーズ集(全7曲)(SACD/CD) ESSG-90208

ショパン:ポロネーズ集(全7曲)(SACD/CD) ESSG-90208


マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)

■発売日:2019年12月15日
■品番:ESSG-90208
■仕様:Super Audio CD ハイブリッド
■JAN:4907034222827
■レーベル:DEUTSCHE GRAMMOPHON
■音源提供:ユニバーサルミュージック合同会社
■ジャンル:器楽曲

※本商品は人気商品につき、おひとり様2枚までのご購入とさせていただきます。また、家庭での一般的な試聴用途の範囲を超えると思われる、同一のお名前、同一のお届け先への複数回のご注文などは、お断りする場合がございます(ご注文キャンセルのお知らせメールが送信されます)。また、海外への発送、転送サービス等をご利用のご注文も承れません。あらかじめご了承ください。
※弊社から発送の商品は、原則としてもっとも入荷の遅い商品を待っての出荷となります。ご注文確定後の発送商品のまとめ、分割などのご要望にお応えすることはできません。あらかじめご了承ください。

販売価格3,972円(税込)

[18ポイント進呈 ]

数量
商品についてのお問い合わせ
お気に入りに登録 お気に入りに登録済み

商品画像

商品画像
商品画像
拡大 Prev Next

人智を超えたピアノの技が、ショパンの純粋な音楽美を明らかにする
――ピアノ演奏史を塗り替えたポリーニの名盤、最新 DSD マスタリング。


■ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CD ハイブリッド・ソフト
 オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CD ハイブリッド化による圧倒的な音質向上で継続して高い評価をいただいているエソテリックによる名盤復刻シリーズ。発売以来LP 時代を通じて決定的名盤と評価され、CD 時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤をオリジナル・マスターからDSDマスタリングし、世界初のSuper Audio CDハイブリッド化を実現してきました。1970 年代のポリーニによる先鋭的かつ濃密な演奏を記録した名盤の中から、1975年に録音されたショパンのポロネーズ集を発売いたします。

■20 世紀ピアノ演奏の極点に到達した 1970 年代のポリーニ
 イタリアの名ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニ(1942 年 1 月 5 日生まれ)が一躍その名を世界にとどろかせたのは、1960 年のショパン国際コンクールで優勝を飾った 18 歳の時のこと。審査員全員一致の推挙であり、しかも審査員長だったルービンシュタインの「私たち審査員の中で、彼ほど上手く弾けるものがいようか」という言葉は、ポリーニという存在がいかにセンセーショナルであったかを物語っています。ミラノのヴェルディ音楽院卒業のはるか前の 9 歳でデビューを果たした若きピアニストは、しかし、この直後に公の演奏活動から身を退き、レパートリーの拡充を含めさらに自らの芸術を深めるための研鑽を続けたのでした。そしてそのドロップアウトの期間を経て 1968 年に演奏活動を本格的に再開し、さらに1971 年にはヨーロッパ各地への広範はリサイタル・ツアー、それとドイツ・グラモフォンからのデビュー・アルバム「ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの 3 楽章&プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第 7 番「戦争ソナタ」」[当シリーズで Super Audio CD ハイブリッド化済み]によって、再び世界を驚愕させることになりました。その後「ショパン:練習曲集」(1972 年)、「シューマン:幻想曲&ピアノ・ソナタ第 1 番」と「シューベルト:さすらい人幻想曲&ピアノ・ソナタ第 16 番」(ともに 1973 年)、「シェーンベルク:ピアノ・ソロ作品集」「ショパン:24 の前奏曲」(ともに 1974 年)と、毎年のようにそれまでの演奏・録音史を根本から塗り変えるような鮮烈なソロ・アルバムを続々と発表し続けました。その 1970 年代のポリーニの一つのクライマックスが結実したのが1975 年から 1977 年にかけて録音されたベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ集(その中から、ピアノ・ソナタ第 28 番と第 29番「ハンマークラヴィーア」は当シリーズで発売済み)ですが、それ同時期に録音されたショパンの「ポロネーズ集」も、因縁のショパン・コンクール以来積み重ねされてきたポリーニのショパン演奏の一つの頂点に位置するものといえるでしょう。それは 20 世紀ピアノ演奏の極点でもありました。

■きわめて純音楽的なショパン
 まだアルトゥール・ルービンシュタインの演奏が究極のショパンとされ、サンソン・フランソワの個性的な解釈にも愛着を感じる人が多かった 1970 年代に、彗星のごとく再登場し、1972 年の「練習曲集」、1974 年の「24 の前奏曲」でポリーニが提示したショパンは、これまでのショパン演奏の通念を鮮やかに打ち破るものでした。ショパンの演奏解釈にまとわりついていたポーランドの民族主義的な要素(愛国主義や土着の舞曲様式などとの繋がり)を断ち切り、楽譜に書かれた音符や指示を純粋に音楽的に捉え、緻密に、かつ信じられないほどの精度の高さで音化してゆくことで、逆に純粋な音楽としてのみ屹立するショパンの音楽の強靭さが際立ち、ユニバーサルな説得力を獲得することになったのです。1975 年の「ポロネーズ集」もその延長線上にあります。あらゆる音符が吟味・消化され尽くし、余分な感情や思想の重みから解放され、しかも一瞬たりとも弛緩しない熱を帯びた緊張感の中で整然と奏でられていく様はむしろ心地よいほどで、まさに 20 世紀後半のピアノ演奏が行きついた究極の姿でもありました。ポリーニは 77 歳を迎えた今でもショパンを弾き続け、新録音を発表していますが、この 1975 年の「ポロネーズ集」で辿り着いた境地とは異なる方向へ進んでいることがわかります。

■ムジークフェラインザールとは思えない明晰なサウンド
 収録はウィーンのムジークフェラインザールで行われています。客が入らない録音セッションの場合、残響成分が多く、特にソロのセッション録音には不向きとされるムジークフェラインザールが使われているのは珍しいことです。そういう条件ではあっても、収録に当たったバランス・エンジニアはドイツ・グラモフォンの名手クラウス・ヒーマンであり、ピアノの音をかなりクローズアップし、ホールの響きに埋没させないことで、ポリーニの明晰極まりないタッチから生み出される一音一音の鮮烈さが、時折発せられるポリーニの気合いの唸り声とともに、手に取るように捉えられています。ドイツ・グラモフォンのホールトーンを生かしたニュートラルなサウンドからはさらに一歩踏み込んだ名録音といえましょう。

■最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現
 この録音は歴史的な名盤だけにCD発売初期からデジタル・リマスター化されており、その後 1990 年代には ORIGINALS のシリーズで OIBP 化され、さらに 2003 年にはエミール・ベルリナー・スタジオのアンドルー・ウェッドマンによって DSD 化され Super Audio CD ハイブリッドディスクで発売されています。それゆえ今回は16年ぶり2度目のSuper Audio CD ハイブリッド化となりますが、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的な DSD マスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特に DSD マスタリングにあたっては、DA コンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたESOTERIC の最高級機材を投入、また MEXCEL ケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

■「切れ味の良いリズム、鍵盤を打ち抜くかのような衝撃的かつ重厚な和音から繊細精妙に彫琢さ れたピアニシモにいたる表現の幅の大きさ、そして一点の曇りのない明晰さ」
 「ポリーニの弾くショパンのポロネーズには、人間の屈折した熱情のたぎりと、疑いもなく、魂のもっとも奥深くに達している沈潜がある。それもおそろしく醒めた魂の。(・・・)ポリーニのリリシズムは、その裏に言い難い烈しさをたたえ、熱情の陰では恥じらいを秘めた知性が糸を引いているのだが、これもまた、ショパンのすぐれた傑作に見られる特質に他ならないと言えるだろう。そうしたとき、ショパンの夢想は常に意識のもとに統御され、正確に書きとどめられるべきものとしあったのだ。」

(初出盤ライナーノーツより、1976 年)



 「ポリーニは、どんな細かい部分も技術的に完全に再現せずにはおかない高度のテクニックをもって弾いている。彼の演奏には不安的なところが少しもない。それは単に指の運動が正確無比であるという点にとどまらない。聴き手を絶対的に安心させ、信頼せるゆるぎがないテクニックが身に備わっているのが実感できる。そして弾き出される音の質や色が充分に吟味され、その結果、硬い輝かしい音が作り出されることになるのである。第 3 番《軍隊》や第 6 番《英雄》など解放的で明解な性格の作品では、ポリーニの力はフルに発揮されている。彼の器の大きさが顔を見せている演奏である。」

(「レコード芸術」推薦、1977 年 1 月号)



 「ポリーニの演奏にまず何といってもその最弱音から最強音にいたるピアノの音色の美しさに魅了される。このポロネーズの演奏ではとかくダイナミックで壮大な表現を意図してそうした意気込みが先に立ち、音が濁って感情だけが空回りする危険性もあるのだが、ポリーニの演奏にはさすがにそれがなく、音自体に即した見事な緊張感を引き出している。それでいて情緒もあり、抒情的な旋律の流れもロマン的だから、聴いていて思わず音楽の中に引き込まれる。」

(『クラック・レコード・ブック VOl.4 器楽曲編』、1985 年)



 「ポリーニが生み出す音は本質的に硬い。けれども最弱音から最強音にいたるまで、細心の注意を払って丁寧に磨き上げられているため、硬さは迫力や緊張を強めるのに役立つことはあっても、決してマイナスになることがない。耳に快い強音――これがポリーニの強みになっている。ポリーニのこの音に慣れてしまうと、強度不足のもろい音によるポロネーズが、頼りなくなってしまう。」

(『クラシック名盤大全 室内楽曲編』、1998 年)



 「きわめて洗練されたピアニズムと独自の音楽性を持つポリーニのポロネーズは、ポーランドの伝統的なそれとは趣を異にする。切れ味の良いリズム、鍵盤を打ち抜くかのような衝撃的かつ重厚な和音から繊細精妙に彫琢されたピアニシモにいたる表現の幅の大きさ、そして一点の曇りのない明晰さ。また、純粋な音響美を追求しつつも、抑圧的な苦悩の色合いに満ちた第 2 番や輝かしい《軍隊》など、これらの作品に内在する精神性も忘れな。完成度の高い名演だ。」

(『最新版・クラシック不滅の名盤 1000』、2018 年)



 「完璧な技巧というものは、曲の形のみならず、心をもこよなく表現しうる、ということの見本。どの曲においても、ショパンがこの曲種にこめた祖国への濃い情念が、しっかりと、奥深く表現されている。情に流されるショパンではなく、造型感覚にも秀でていた彼を、ここに聴く。」

(『最新版・クラシック不滅の名盤 1000』、2018 年)



収録曲
ショパン
1 ポロネーズ 第 1 番 嬰ハ短調 作品 26 の 1
2 ポロネーズ 第 2 番 変ホ短調 作品 26 の 2
3 ポロネーズ 第 3 番 イ長調 作品 40 の 1 《軍隊》
4 ポロネーズ 第 4 番 ハ短調 作品 40 の 2
5 ポロネーズ 第 5 番 嬰へ短調 作品 44
6 ポロネーズ 第 6 番 変イ長調 作品 53 《英雄》
7 ポロネーズ 第 7 番 変イ長調作品 61 《幻想》


マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)

[録音]
1975 年 11 月 21 日〜27 日、ウィーン、ムジークフェラインザール

[初出]
2530 659 (1976 年)

[日本盤初出]
MG1040(1976 年 12 月 1 日)

[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー、レコーディング・プロデューサー]ライナー・ブロック
[バランス・エンジニア]クラウス・ヒーマン
[レコーディング・エンジニア]ユルゲン・ブルクリン

[Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 杉本一家(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CD オーサリング] 藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説] 諸石幸生 萩原秋彦
[企画・販売] エソテリック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社




この商品を見た人は、こちらの商品もチェックしています!

最近見た商品