Vifa OSLO (Bluetoothスピーカー)　※メーカー直送

北欧のクラフツマンシップが薫る
上質なBluetoothスピーカー

　オーディオの新しジャンルとして確立しつつあるBluetoothスピーカーだが、今回紹介するVifaのシリーズは北欧らしいデザインと、練り上げられた音質が魅力的な製品だ。

　Vifaはデンマークでスピーカーユニットのサプライヤーメーカーがルーツとなっていて、1933年の創業以来多くのハイエンドオーディオメーカーに納入実績を持つ。そのVifaブランドのオリジナル製品としてリリースされたのが、今回紹介するOSLOとHELSINKIだ。いつかは自社のサウンドポリシーをリスナーに聴いて欲しいという気持ちからなのだろう。
　どちらもリチウムイオンバッテリー内蔵のBluetoothスピーカーで、カラーはOSLOが6色HELSINKIは4色が用意されている。どの色もデンマークらしい落ち着きのあるトーンで、バッグの様なデザインと相まって温かみのある存在感だ。

　スピーカーネットには北欧のテキスタイルメーカーKvadrat(クヴァドラ)社と共同で、音質にも考慮されたVifa専用のファブリックが開発された。Kvadrat社は日本にもショールームが展開されていて、同社の生地はBMWのコンセプトカーの内装に採用された実績を持つ。

　OSLO/HELSINKIはスピーカーユニットのみならず、伝統ある北欧ブランドとの協力によって作り上げられた。持つ人によろこびを与えてくれる「音の語り部」とも言えるのではないだろうか。

　オーディオ機能としてはBluetoothの高音質規格であるapt-Xに対応。NFC認証も用意されているので、対応端末であればタッチするだけで接続が完了する。専用アプリも用意されていてサウンドモードの変更や、本体インジケーターの明るさなどのカスタマイズもできる。

　スピーカーユニット構成はHELSINKIには60mm本機専用カスタムウーファー2基を背面対抗に設置し、互いの振動を制御する事によって低域の再現性を向上させている。OSLOには65mmのカスタムウーファーが同じく背面対抗設置されている。その他は両モデル同一で、50mmフルレンジユニット2基と45mm×80mmのパッシブラジエーターが2基の構成となっている。なおOSLOとHELSINKIのスピーカーユニット配置も異なっていて、一体型であってもステレオらしい広がりのあるサウンドを目指したと言う。OSLOの方が本体サイズ及びウーファーユニットが大きいので、ユニット感の干渉をすくなするように配慮されているのだろう。

　筆者所有のiPad Pro 12.9インチモデルを使い、OSLOとHELSINKIのサウンドをチェックしてみた。両者ともスッキリとした低音が印象的なのは、筐体設計がしっかりしていて不快な振動が少ないからなのだろう。OSLOはサウンドの懐の深さが特徴だ。

　Vifaシリーズはどの生活シーンにおいてもなじみやすいスピーカーだ。ライフスタイルに音とデザインで彩を与えるエッセンスとして、最良の選択と言えるだろう。

■仕様

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●ドライブユニット
フルレンジ：2×50mm Vifa製ユニット(アルミコーン/ネオジウム磁石)
ウーファー：2×65mm Vifa製ユニット(フラットサンドイッチコア/ネオジウム磁石)

●周波数特性：55Hz〜18kHz @±3db

●接続：Bluetooth4.0 aptX、AUX φ3.5mmステレオミニジャック、NFC

●電源：リチウムイオンバッテリー(充電時間/約3.5時間、再生時間/約12時間)

●材質
フレーム:アルミダイキャスト
筐体:ポリカーボネート
仕上げ:特注Kvadrat製テキスタイル

●サイズ／重量：181mm(W)×268mm(H)×70mm(D)／2.4kg

●付属品：ACアダプター、巾着ポーチ、3.5mmステレオミニプラグケーブル、取扱説明書、クイックガイド、保証書

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