TOPページ > ステレオサウンド書店 > 管球王国 Vol.72 2014年 SPRING
発売日:2014年4月28日 雑誌コード:67969-28 ISBNコード:978-4-88073-328-9 バックナンバーはこちら Fujisan.co.jpで“月額(都度)払い”で購読
販売価格2,860円(税込)
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【お詫びと訂正】 本誌72号の企画「ジャズ・オリジナル盤を熱く聴かせる管球アンプ選び」の記事中、36頁に掲載のオーディオ・ノートSOUGAの価格が誤っていました。正しくは オーディオ・ノートSOUGA ¥3,220,000(税別価格) です。関係各位にお詫びし、訂正します。 --------------------------------------------------- 主な内容 ●ジャズ・オリジナル盤を熱く聴かせる管球アンプ選び テスター=池田晴彦/篠田寛一 管球式アンプでジャズの魅力がいかに引き出せるか。ピアノトリオからビッグバンドまで、ジャズのオリジナル・アナログレコードを多様な出力管/回路構成の管球式アンプで聴き、理想のジャズサウンドを追求します。ジャズに精通するレコード店店主とオーディオ評論家が、それぞれの視点で試聴し語り合います。 [試聴アンプ] ◯ピアノ=トライオードTRX-M300、ウエスギU・BROS300 ◯ヴォーカル=フェーズメーションMA1000、オーディオ・ノートSOUGA ◯トランペット+α=EAR EAR534、クォードQUAD II-Forty、オクターブRE290 ◯サックス+α=サンバレーSV8800SE(KT120仕様)、ラックスマンMQ88u、マッキントッシュMC275VI ◯ビッグバンド=エアータイトATC2HQ/エアータイトATM3011R、オーディオ・リサーチREFERENCE 5SE/オーディオ・リサーチREFERENCE 250 ●読者訪問「ヴィンテージシステムを極める」 WE/IPC/RCA/MOTIOGRAPH ヴィンテージシステムによる音楽再生を極める読者のリスニングルームを訪問します。大正12年に建てられた広さ36畳、最大天井高7mの土蔵をリスニングスペースとし、ウェスタン・エレクトリック(WE)4151Aウーファー、ケープハート13インチウーファー、WE597Aトゥイーターをマウントした大型バッフルと、WE555ドライバーを2基装着したWE15Bホーンによるシステムを鳴らす埼玉県の愛好家の登場です。WEと同様、IPC、RCA、モーショグラフなど様々なシステムを自らレストアし、ヴィンテージオーディオの道を邁進される様子をリポートします。 ●実験工房 多極管によるノンNFBアンプの可能性を探る テスター=新 忠篤/岡田 章/佐藤隆一 多極管を出力管とするパワーアンプで、ノンNFB設計によっていかに歪みの少ない魅力的な音が聴けるか。新 忠篤氏の設計によるアンプで試聴し、徹底検証します。 [試聴アンプ] 50EH5プッシュプル・ステレオパワーアンプ、25L6プッシュプル・ステレオパワーアンプAP4、5A6プッシュプル・モノーラルパワーアンプ、350Bシングル・ステレオパワーアンプ、EL34プッシュプル・ステレオパワーアンプAP5、WE205F−WE300Bシングル・モノーラルパワーアンプAP6 ●WE91Bアンプの神髄に迫る 新 忠篤/篠田寛一/土井雄三 ウェスタン・エレクトリック(WE)を代表するシアター用アンプのひとつが、1936年に登場、300A/300Bをシングル構成で用いるWE91Bアンプです。オリジナル機と、91型の再現を目指した現代のアンプの徹底試聴を通して、その魅力の神髄に迫ります。 [試聴アンプ]WE91B Original、P&CエレクトロニクスWE91AMP replica、W.S.I.(ウエスタン サウンド インク)WE91AMP replica、サンバレーLM91A [試聴スピーカー]WE M5 System ●「Vintage Analogue」ステレオLP全盛期に活躍した代表的カートリッジを聴く[海外ブランド篇] 新 忠篤/海老澤 徹/古屋 明 1960〜80年代のステレオLPレコード全盛時代に活躍したMM型、MC型の代表的カートリッジを試聴し、魅力を探ります。今号は[海外ブランド篇]全14モデル試聴です。 [試聴カートリッジ] デッカMK I(V/L型)、デッカMK II(V/L型)、デッカMK III(V/L型)、デッカMK IV(SH4E)(V/L型)、シュアーM3D(MM型)、シュアーV15 Type II(MM型)、エラックSTS244-17(MM型)、エラックSTS455E(MM型)、エラックESG794E(MM型)、ADC ADC1 markII(MI型)、スタントン681EEE(MI型)、スタントン881S(MM型)、オルトフォンSPU-GT(MC型)、オルトフォンSL15E(MC型) ●「Private Sturdy/刷新の自宅リスニングルーム 後篇」角田郁雄 dCS Vivaldiのフルシステム導入や、ディジタル・ヴォイシングイコライザーのアキュフェーズDG58を活用した音場補正など、刷新した自宅リスニングルームでのデジタルとアナログ再生の取り組みを紹介します。 ●「最新アクティヴスピーカーの魅力」傅 信幸 録音スタジオをはじめ多様な場面で活躍するアクティヴ・モニタースピーカーを管球式プリアンプと組み合わせ、“音楽のツボを押さえた鳴らし方”を探ります。プロ業界でリーダー的存在のジェネレック(フィンランド)と、リボン型トゥイーターで知られるアダム(ドイツ)の2ブランド4モデルの試聴です。 [試聴スピーカー] ジェネレックG One/F One、ジェネレック8050BPM、アダムA7X、アダムS2X ●「最早、MCに比肩する高解像度――MMカートリッジ9モデル試聴」 小原由夫 MMカートリッジの音の魅力を、構造の独自性などにも着目しながら改めて追求します。 [試聴カートリッジ] ゴールドリングELEKTRA、シェルターModel 201、オルトフォン2M Blue、シュアーM97XE、クリアオーディオPerformer V2、オーディオテクニカAT100E(VM型)、ナガオカMP110(MP型)、ゴールドリング2300(IM型)、グラドReference Platinum 1(MI型) ●録音エンジニアが追求するJBLモニターの真価[第6回] 常盤 清 JBL4331にチューニングを施したモニタースピーカーで、ドライバー375を最大限に生かすウーファーを求め18インチ励磁型のGIPラボラトリーGIP4181A Model2とGIP-W4601Aを試します。JBL 2215Bからウーファーユニットを交換し、音の変化を探ります。 ●マイ・ハンディクラフト 『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。 新 忠篤◎300Bプッシュプル・モノーラルパワーアンプAP7 高昇圧比の橋本電気製入力トランスを採用し、出力15Wを得る300B単段プッシュプル・モノーラルアンプです。WE274Aで組む電源部整流回路は電解コンデンサーを排して音質向上を図ります。現代の小型スピーカーを、生の声や楽器がストレスなく空間に放たれる、WE「陣笠」に近づいたような音で鳴らします。 大西正隆◎ロフチン・ホワイト型300Bシングル・ステレオパワーアンプHK26 オール・タムラ製新型トランスを採用のロフチン・ホワイト型300Bシングルアンプです。ドライバー段をSRPP回路で組み電源投入時の出力管プレート電流をコントロールします。直結回路の美点を生かして300Bの中高域の美しさを引き出し、奥行きがあり落ち着いた佇まいと大人の品格を感じさせる音が魅力です。 ●「クラングフィルムの歴史とドイツの名機たち」小林正信 第9回 アー・デー・アイン フィリップスが1936年に発表、2A3の小型版といった規格を持つ直熱3極管がAD1です。筆者が最良の小型出力管と考えるAD1と、その仲間の構造や魅力を、テレフンケン、ジーメンス、バルボが製造した真空管でひもときます。 ●「ヨーロピアン・トライオード・フェスティバル(ETF)に参加して」守下 廻 2013年11月にベルリンで開催された、自作オーディオ愛好家の祭典「ヨーロピアン・トライオード・フェスティバル(ETF)」をリポートします。コンデンサーではなくコイルを用いるLR型フォノイコライザー設計コンペの報告など、クラフト派は見逃せない現地ルポです。 ●実践ラボラトリー「管球アンプ+現代スピーカーのDSDネイティヴ再生」新 忠篤 真空管増幅回路を持つ高品位なDSD D/Aコンバーターを用い、管球式アンプと最新の国産スピーカーを組み合わせたDSDネイティヴ再生を試します。 ●2014春の注目新製品試聴 テスター=新 忠篤/小原由夫/篠田寛一/高津 修/角田郁雄/傅 信幸 この春に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は老舗ブランド、新進ブランドのパワーアンプが充実です。 ●真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート ◎U-AUDIO(東京・恵比寿) ◎オーディオリサイクル ユニティ(東京・府中市)