1987年は、2月発売のアルバム『Self Control』、4月発売のシングル「Get Wild」、7月発売のヒストリーCD『Gift for Fanks』と立て続けにヒットを飛ばし、TM NETWORKを取り巻く状況が大きく変化を遂げた年でした。そして、その極みとなったのが、同年11月11日に発売された5枚目のスタジオアルバム『humansystem』です。アルバム制作は日本と米国の延べ10ヵ所以上のスタジオを使って行なわれ、最終のミックスをマドンナやクインシー・ジョーンズらとの仕事で知られるミック・グゾウスキーが手掛け、マスタリングはマイケル・ジャクソン、スティーリー・ダン、フランク・シナトラ……など世界の超一流を一手に請け負っていたバーニー・グランドマンが担当したことも大きな話題を集めました。先行発売された「KISS YOU ~世界は宇宙と恋におちる~」(アルバムにはMore Rockヴァージョンを収録)や、「Resistance」「Be Together」といった収録シングルのヒットだけでなく、アルバムとしても『Gift for Fanks』に続いてオリコン・チャートの1位を飾っています。翌年発売されるアルバムの『CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~』とともに、本作をTM NETWORKの最高傑作の1枚として挙げるFANKSの声が多いのもうなずける作品であり、今日の音楽シーンに与えた影響力の大きさは計りしれません。
■復刻に関して 2024年、TM NETWORK初のCD/SACDハイブリッド盤として復刻を行なった『Gift for Fanks』および『CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~』と同様に、SACD化のためのマスタリングは、Sony Music Studios Tokyo所属の鈴木浩二さんに依頼しています。制作手法や使用機材もほぼ共通で、「マスターテープにおさめられている音を、ありのままにデジタルディスク化してください」という制作コンセプトにも変りはありません。また、今回の3作品においても前回の復刻時と同様にソニー・ミュージックレーベルズの全面協力を得られたことにより、『GORILLA』と『Self Control』ではトラックダウンマスターであるハーフインチのアナログ・マスターテープを採用することができ、最終工程がデジタルであった『humansystem』は最上流となるU-maticに記録されたPCM形式のマスター音源までさかのぼることができました。
1. Children of the New Century
2. Kiss You (More Rock)
3. Be Together
4. Human System
5. Telephone Line
6. Leprechaun Christmas
7. Fallin' Angel
8. Resistance
9. Come Back to Asia
10. Dawn Valley (Instrumental)
11. This Night
■発売日:2025年5月27日
■品番:SSMS-083 (TDGD90063)
■仕様:CD/SACDハイブリッド
■装丁:デジパック/制作ノート付属
■JAN:4571177053589
■制作・発売:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
■企画・販売:株式会社ステレオサウンド
スーパーオーディオCDとは、1999年にソニーとフィリップスによって開発された次世代音楽メディアです。スーパーオーディオCDは、音楽信号を空気の疎密波のように記録するDirect Stream Digital(DSD)方式を採用しており、PCM方式で記録されるCDとは異なります。加えて、CDの約7倍にあたる4.7GBの容量を持ち、原理上100kHzを超える再生帯域と、120dBを超える可聴域内でのダイナミックレンジを確保していることから、アーティストや制作者側が考える原音をより忠実に再現することができます。なお、本商品は、CD層とスーパーオーディオCD層による二重構造のハイブリッドディスクです。そのため、CD層は通常のCDプレーヤーで再生可能です。
TM NETWORK「CD/SACD ハイブリッド盤」化、再び!
『GORILLA』『Self Control』『humansystem』が驚くほど“みずみずしい音”で甦る
1987年は、2月発売のアルバム『Self Control』、4月発売のシングル「Get Wild」、7月発売のヒストリーCD『Gift for Fanks』と立て続けにヒットを飛ばし、TM NETWORKを取り巻く状況が大きく変化を遂げた年でした。そして、その極みとなったのが、同年11月11日に発売された5枚目のスタジオアルバム『humansystem』です。アルバム制作は日本と米国の延べ10ヵ所以上のスタジオを使って行なわれ、最終のミックスをマドンナやクインシー・ジョーンズらとの仕事で知られるミック・グゾウスキーが手掛け、マスタリングはマイケル・ジャクソン、スティーリー・ダン、フランク・シナトラ……など世界の超一流を一手に請け負っていたバーニー・グランドマンが担当したことも大きな話題を集めました。先行発売された「KISS YOU ~世界は宇宙と恋におちる~」(アルバムにはMore Rockヴァージョンを収録)や、「Resistance」「Be Together」といった収録シングルのヒットだけでなく、アルバムとしても『Gift for Fanks』に続いてオリコン・チャートの1位を飾っています。翌年発売されるアルバムの『CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~』とともに、本作をTM NETWORKの最高傑作の1枚として挙げるFANKSの声が多いのもうなずける作品であり、今日の音楽シーンに与えた影響力の大きさは計りしれません。
■復刻に関して
2024年、TM NETWORK初のCD/SACDハイブリッド盤として復刻を行なった『Gift for Fanks』および『CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~』と同様に、SACD化のためのマスタリングは、Sony Music Studios Tokyo所属の鈴木浩二さんに依頼しています。制作手法や使用機材もほぼ共通で、「マスターテープにおさめられている音を、ありのままにデジタルディスク化してください」という制作コンセプトにも変りはありません。また、今回の3作品においても前回の復刻時と同様にソニー・ミュージックレーベルズの全面協力を得られたことにより、『GORILLA』と『Self Control』ではトラックダウンマスターであるハーフインチのアナログ・マスターテープを採用することができ、最終工程がデジタルであった『humansystem』は最上流となるU-maticに記録されたPCM形式のマスター音源までさかのぼることができました。
いずれのタイトルも手を加えるのは必要最低限にとどめ、マスター音源に刻まれたTM NETWORKの音楽をあますことなくSACDとCDというデジタルの器に移し替えることに注力して、作業にあたっています。また、CD層用のPCM信号は、SACD層用に作ったDSD信号を元にスタジオ独自の機材を用いて制作しているため、既作2作品のCD/SACDハイブリッド盤と同様に、マスター音源ならではの驚くほど生々しい音の質感をSACD層とCD層の両方で味わうことが可能になっています。現代の名工とも言うべき、世界屈指のエンジニアである鈴木浩二さんによって、これ以上ないほど丁寧な手法で音の鮮度の高さを保ったままCD/SACDハイブリッド盤化されたTM NETWORKの音楽をどうぞご堪能ください。
2. Kiss You (More Rock)
3. Be Together
4. Human System
5. Telephone Line
6. Leprechaun Christmas
7. Fallin' Angel
8. Resistance
9. Come Back to Asia
10. Dawn Valley (Instrumental)
11. This Night