NM-25は、ボリュームがついていないパワーアンプやヘッドホンアンプなど、アナログ入力のオーディオ機器の前段に接続して音量を調整するボリュームコントローラーです。滑らかな操作感が自慢の良質なボリュームパーツの投入により、音質劣化も最小限に抑えました。

たくさんの読者のみなさまに愛されているデジファイ No.17の付録パワーアンプ基板。お寄せいただく要望のなかで、もっとも多くの声が寄せられたのが、ボリューム、つまり音量調整ができればなぁ、というものでした。そこでデジファイ編集部は考えました、組み合せるにふさわしいボリュームユニットを作ろうと。そうしたストーリーから生まれたのが、このNM-25です。

ボリュームは、すべての音楽信号が通過し、音質への影響がとても大きいパーツです。どんなに高品位な音楽ソースも、このボリュームで音質が劣化してしまっては元も子もありません。そこでNM-25には、数々のプリメインアンプなどに採用され、その音質と信頼性で評価の高いアルプス電気のRK271をおごりました。このRK271は、小音量時のギャングエラーが少なく、一般的な使用環境で音がいいことが特徴です。
※クリック付きとなります。

NM-25のもうひとつの特徴は、出力端子を用途に応じて前面／背面に移動できること。はんだづけされている内部配線を外し、小さめのスパナでRCAジャック部品を緩めて取り外せば、これをリアパネルに取り付けることが可能。外したダミーパネルはフロントへ移設し、配線を元どおりはんだづけしましょう。こうすることで、デジファイの付録基板以外の、一般的なオーディオコンポーネントの中でもつかやすい仕様に変更することができます。ありそうでなかった手軽に使えるボリュームユニット。ぜひ1台、お手元でご愛用ください。