モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、同第27番、シューベルト:楽興の時 (LP)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、同第27番、シューベルト:楽興の時 (LP)
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モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、同第27番、シューベルト:楽興の時 (LP)【予約商品・5月25日以降順次発送予定】

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サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
ベンジャミン・ブリテン(指揮)
イギリス室内管弦楽団

■発売日:2026年5月23日
■品番:ESLD-10013/14
■仕様:LP 180g重量盤
■JAN:4907034226085
■レーベル:DECCA
■音源提供:ユニバーサルミュージック合同会社
■ジャンル:協奏曲・器楽曲
■A式ダブル・ジャケット
■企画・販売:エソテリック株式会社
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クリフォード・カーゾンとベンジャミン・ブリテンによる知る人ぞ知る至極のモーツァルト協奏曲不滅の名盤

■20世紀を代表する名ピアニストによる至極のモーツァルト協奏曲
 モーツァルトに対し献身的なまでの愛情を注いでいた2人、クリフォード・カーゾン(1907-82)とベンジャミン・ブリテン(1913-76)による至極の協奏曲です。カーゾンが75歳の生涯を閉じたとき、イギリスやアメリカの追悼記事では「世界最高のピアニストの一人」と評され、ドイツでは「純粋で高貴な美の表現が可能な名ピアニスト」と高く評価されたように、彼は20世紀を代表する名ピアニストであり、1977年にイギリスでは初めて「ナイト」の爵位を贈られたピアニストでした。ただわが国で意外に知られていないようなのは、一度も来日しなかったことや録音の少ないことも関係しているのでしょう。ただしそれには彼の芸術家としての一貫した主張が背景にはあったのです。

 ロンドン生まれのカーゾンは、16歳で名指揮者ヘンリー・ウッドに認められてデビュー後、すぐれた才能が注目され、1928年から20世紀の古典派やシューベルトの普及に多大な貢献をした巨匠シュナーベルに2年間師事。1930年にベルリンにデビュー後、1932年からロンドンを中心にヨーロッパで活躍して名声を高め世界的に活躍、当時はロマン派の華麗な曲もかなり演奏しましたが、その後はレパートリーを活動の初期から一貫している古典派とシューベルト、シューマン、リスト、ブラームスなどの初期ロマン派に限定して名声を高めました。1970年代にはほとんどモーツァルトとシューベルトを集中的に演奏し、モーツァルトの聖地で開催されるザルツブルク音楽祭にも1955年から78年まで出演するほどのモーツァルト・スペシャリストになりました。本作では彼が最も得意としていたレパートリーをラインアップしています。

■録音後12年の歳月を経てやっと世に出たモーツァルト、その背景にあるカーゾンのあくなき探究心、これこそが彼の本質
「カーゾンは純粋に音楽的な関心事への熱中を乱すような、スタジオやコントロールルームに予期せぬ人物が現れることは歓迎されず、訪問者は厳しく禁じられていた。」(プロデューサー;レイ・ミンシャル)

 カーゾンは極端な録音嫌いではなかったものの、レコーディングに際しては万全のケアを必要とし、より完璧な表現を追求したピアニストであり、そのため余暇も研究と研鑽を重ね、録音終了後も発売を許可しなかった曲も多いプロデューサー泣かせの演奏家でした。

 主要なレパートリーだったモーツァルトのピアノ協奏曲全集の録音を1960年代にデッカに提案したといわれていますが、生前に発売されたのはケルテスとロンドン響による1967年録音の第23、24番の1枚のみ。本作も録音から12年の歳月を経た1982年、彼が亡くなってからのリリースとなりました。そこにカーゾンの音楽・芸術に生涯を捧げたピアニストとしての本質があるのです。

 妥協を知らぬ探求者である完璧主義カーゾンは常にこれが自身のモーツァルト演奏だ、ということに満足ができません。ことに第27番への思い入れは相当なもので、同胞ブリテンとの共創にも拘らず、後のコンサートで得た新しい感触・解釈を大切にするが故に、本作のリリースに許可を出しません。以前にも1964年のセル指揮ウィーン・フィル、1967年ケルテス指揮ロンドン響の収録にも発売許可は出しませんでした。やっと発売許可を出したのは1978年、それも4度目の新解釈によるレコーディングを行うという条件付きでの本作への承諾でした。しかしもうブリテンはこの世に居ません。カーゾン自身の健康面での問題もあり、新たなレコーディングを行うことはなく、彼の没後に本作は追悼盤としてリリースされたのです。その後にセル盤、ケルテス盤もリリースされますが、カーゾンが唯一認めたブリテンとの本作がカーゾンの求めた第27番、第20番だったと言えるでしょう。

 現在、カーゾンの最高のモーツァルトとして広く知られている2曲の共演者、ブリテンは、いうまでもなく20世紀を代表する作曲家であり、すぐれた指揮者、ピアニストとして自作以外でも活躍したイギリスの巨匠です。指揮者としては1961年以後、オールドバラ音楽祭の常連となったイギリス室内管弦楽団との自作自演の他、J.S.バッハをはじめ少なからぬ録音を残しましたが、最も敬愛していたモーツァルトは主要な交響曲をほとんど録音していたようにカーゾン同様モーツァルトには深い愛情を注いでいました。

■このLPでしか聴くことのできないシューベルトを新たにマスタリングして収録
今回のLPではSuper Audio CDではリリースされたことがない、これまたカーゾンが集中して演奏をしていたシューベルトの〈楽興の時〉も含まれています。エソテリック・マスタリング・センターの機材・ケーブルを駆使して新たにマスタリングを施しました。彼のシューベルト演奏もこのLPのもう一つの聴きどころであり、カーゾンの魅力満載のたのしみなトラックになっています。

■LPにより再生の楽しみが増した、通常のデッカ・サウンド以上の魅力を持つ音空間
 録音エンジニアはケネス・ウィルキンソン。有名な『ニーベルングの指環』を手掛けたゴードン・パリーの後を継ぐデッカが誇る名手です。録音場所のモールティングスは、イギリス東部のサフォーク州スネイブにあるコンサートホールで、もともとは19世紀にビールの醸造所として建てられた建造物です。1967年からはオールドバラ音楽祭のメイン会場として使われるようになり、ブリテンは自作自演のみならず、ブランデンブルク協奏曲、ヨハネ受難曲、モーツァルトやシューベルトの交響曲など、晩年のブリテン指揮演奏の殆どがここで行われています。

 そしてここでの音が本作最大の魅力にもなっているのです。通常の所謂デッカ・サウンドとは一味ちがった趣です。明快で分離が良く、艷やかでダイナミック。アナログ時代に音楽ファンのみならず、オーディオ・ファンまでも魅了したあのサウンド…、それに響きの美しさ、温かさ、各楽器のブレンド感、滑らかな音質が加味された格別のサウンドが、ここにはあるのです。CDではなかなか表現し難かったそのサウンドをエソテリック・マスタリング・センターにてリマスタリングすることで目的を達成することが出来ました。今回は単なる音の良さ以上に、演奏の呼吸感、間のとり方にまで現れているようなホールの空気感をLPで体感していただければと思っています。

■アナログレコード専用に新たにリマスタリングを行いました
 オリジナルマスターより「Esoteric Mastering」にて、新たにアナログレコード専用のマスタリングを行いました。入念に調整されたESOTERICの最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster Sound Discrete Clock、MEXCELケーブルを惜しげもなく使用し、徹底して高音質化を目指したマスターを作成しました。アナログ・カッティングは、ミキサーズラボ社にて、アナログ最盛期の名機、ノイマン社製カッティング・レースVMS80を使用しました。同機は西ドイツで製造され、現在日本国内では2台しか稼働していません。ミキサーズラボ社のご協力を得て、カッティングルームに「Esoteric Mastering」の機材を持ち込み、出力をノイマン社製カッティング・コンソールSP79Cにダイレクトに接続。コンソールのイコライザーを使わずに、「Esoteric Mastering」サウンドをそのまま、カッティング工程へ送り込みます。

 カッティングは、ミキサーズラボ社のカッティング・エンジニア 北村勝敏氏。匠の手腕をマスター盤に注ぎ込んで頂きました。現在では、レコード・プレス用のマスター盤カッティングのみで、試聴のためだけにラッカー盤をカッティングする事は稀ですが、エソテリックでは音質を追及するため、コンソールへの伝送方式を変えながら複数のラッカー盤を作成しました。作成した複数のラッカー盤は、エソテリック・マスタリング・センターへ持ち帰り、ESOTERICのアナログターンテーブルGrandioso T1で試聴・音質確認を行い、最適な伝送方法を決定しています。徹底してアナログの音にこだわりを込めて作成し、オリジナルマスターのもつ情報を伸びやかなサウンドでアナログレコード化することに成功しました。


収録曲
Disc 1
Side A

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozart
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
Piano Concerto No. 20 in D minor, K. 466

Band 1 第1楽章: Allegro
Band 2 第2楽章: Romance

Side B
Band 1 第3楽章: Rondo. Allegro assai

ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
Piano Concerto No. 27 in B flat major, K. 595

Band 2 第1楽章: Allegro

Disc 2
Side A

Band 1 第2楽章: Larghetto
Band 2 第3楽章: Allegro

Side B

フランツ・シューベルト
Franz Schubert
楽興の時 D. 780 作品94
Moments musicaux, Op. 94, D. 780

Band 1 第1番 ハ長調 No. 1 in C major: Moderato
Band 2 第2番 変イ長調 No. 2 in A flat major: Andantino
Band 3 第3番 ヘ短調 No. 3 in F minor: Allegro moderato
Band 4 第4番 嬰ハ短調 No. 4 in C sharp minor: Moderato
Band 5 第5番 へ短調 No. 5 in F minor: Allegro vivace
Band 6 第6番 変イ長調 No. 6 in A flat major: Allegretto

サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
Sir Clifford Curzon, Piano

イギリス室内管弦楽団 (Mozart)
English Chamber Orchestra

指揮: ベンジャミン・ブリテン (Mozart)
Conducted by Benjamin Britten

[オリジナル・レコーディング]
[録音]1970 年9月24日(第20番)9月25日(第27番)、1971年2月4-6日(シューベルト)スネイプ・モルティングス・コンサート・ホール、サフォーク、イギリス
[プロデューサー]レイ・ミンシャル
[レコーディング・エンジニア]ケネス・ウィルキンソン、ピーター・ヴァン・ビーン(シューベルト)
[初出]SXL 7007(1982年)モーツァルト DECCA SXL6523 シューベルト(1971年)
[日本盤 初出LP]LONDON L28C-1411(1983年)モーツァルト LONDON SLC-2150(1972年)シューベルト

[アナログレコード]
[リマスター] 2025年11月 エソテリック・マスタリング・センター、「Esoteric Mastering」システム
[プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック・マスタリング・センター)
[アソシエイト・プロデューサー] 吉田穣(エソテリック・マスタリング・センター)
[リマスタリング・エンジニア] 東野真哉(エソテリック・マスタリング・センター)
[カッティング・エンジニア]北村勝敏(株式会社ミキサーズラボ )
[解説]浅里公三
[企画・販売] ティアック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社


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