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ドヴォルザーク 交響曲 第9番 《新世界より》、シューベルト 交響曲 第8番 《未完成》
ドヴォルザーク 交響曲 第9番 《新世界より》、シューベルト 交響曲 第8番 《未完成》
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ドヴォルザーク 交響曲 第9番 《新世界より》、シューベルト 交響曲 第8番 《未完成》 (CD/SACDハイブリッド)【予約商品・9月13日以降順次発送予定】

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オットー・クレンペラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

■発売日:2025年9月13日
■品番:ESSW-90313
■仕様:CD/SACDハイブリッド
■JAN:4907034225941
■レーベル:WARNER CLASSICS(旧 EMI)
■音源提供:ワーナーミュージック・ジャパン
■ジャンル:交響曲
■DSD Mastering
■Super Audio CD層:2チャンネル・ステレオ
■美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ使用
※海外販売不可につき、商品配送先が海外販売・海外転送業者の場合、また海外転送や転売目的と弊社が判断した場合は断りなくご注文をキャンセルとさせていただきます。あらかじめご了承ください。



晩年に名演を多く排出した巨匠による、彼ならではの独自の世界。
最もクラシック音楽の録音が隆盛を極めていた時期のEMIを代表する演奏。


■波乱万丈の生涯を送った真の巨匠、クレンペラー
 19世紀生まれの最後の巨匠、オットー・クレンペラー(1885-1973)ほど波乱に富んだ生涯を送った指揮者は居ないでしょう。ドイツ北部のブレスラウ(現ポーランドのヴロツラフ)に生まれ、4歳からハンブルクでピアノを学び、1905年にベルリンでオスカー・フリート指揮のマーラーの交響曲第2番《復活》で副指揮者を務めます。さらに同曲のピアノ版編曲をマーラーに評価され、1906年に代役でラインハルト演出によるオッフェンバックの喜歌劇《天国と地獄》を指揮して大成功をおさめた後、マーラーの推薦で1907年からプラハのドイツ歌劇場の指揮者に採用され、指揮者として本格的な活動を開始しました。
 その後は1910年以後、ハンブルク、ストラスブール、ケルン、ヴィースバーデンなどドイツ各地の歌劇場の首席指揮者、音楽監督を歴任するとともにヨーロッパ各地やソ連に客演、1924年からベルリン・フィルと国立歌劇場も指揮して名声を高めます。当時のベルリンは芸術的に最も繁栄していた時期といわれ、フルトヴェングラー、E.クライバー、ワルターなども活躍していましたが、クレンペラーは斬新な演出によるモーツァルト、ワーグナー、イタリア・オペラの他、ストラヴィンスキー、シェーンベルク、ヒンデミット、ヤナーチェク、ヴァイル他の新作オペラを上演。コンサートでも現代音楽を積極的に演奏するなど、広いレパートリーを披露していましたが、ナチスが政権を握った1933年にアメリカに亡命します。

■何度も起こる不慮の事故
 この間、クレンペラーは電気録音が実現した1925年頃からベルリン国立歌劇場管弦楽団とベートーヴェンの交響曲第1・8番、シューベルトの《未完成》、ブラームスの第1番、R.シュトラウスの交響詩などを録音して注目され、渡米後は1933年からロスアンジェルス・フィルの音楽監督に就任後は全米各地に客演します。ところが第2次大戦が勃発した1939年9月に脳腫瘍を発症、大手術から回復後も右半身に麻痺が残り、手術の影響で再発した多幸症による不適切発言などでロスアンジェルス・フィルを解任され、一時は再起不能説も流れました。
 クレンペラーは病気や怪我に悩まされながら自費でコンサートを開催、1944年にはシェーンベルク生誕70年記念公演、大戦が終了した1945年にストラヴィンスキーと共同開催したロシア音楽祭を指揮、1946年に13年ぶりにヨーロッパに戻り、1947年にザルツブルク音楽祭に14年ぶりに出演、1951年に初めてフィルハーモニア管弦楽団に招かれ大成功をおさめた後、南北アメリカに客演中、モントリオール空港でタラップから転落して骨折、またもや長期入院を強いられます。さらに追い打ちをかけられるかのようにアメリカで共産主義者に疑われて活動を中断されます。1954年に西ドイツ国籍を取得してからスイスのチューリヒを拠点に再開、EMIと契約して10月からフィルハーモニア管弦楽団との録音を開始し、ここにきてやっと世界的に名声を獲得しはじめたのです。

■ついに獲得した名声
 晩年のクレンペラーを語るうえでEMIの大プロデューサー、ウォルター・レッグの存在を無視することはできないでしょう。クラシック部門の重鎮であった彼はフルトヴェングラー、カラヤン、夫人となった名花シュヴァルツコップ、そしてマリア・カラスなど多くのスターを登用します。それと同時に彼は1945年、第2次大戦で職を失っていた実力のある演奏家を集めて「フィルハーモニア管弦楽団」を結成します。EMIのクラシック部門のために演奏するオーケストラです。縦横無尽の活動をしていたレッグですが、カラヤンが50年代半ばにベルリン・フィル専属となり、フィルハーモニア管弦楽団としては新しい指揮者を求めることになります。そこで白羽の矢が立ったのがクレンペラーでした。実力に比して評価が低かった彼はこれを機に再び甦ったのです。
 1955年からフィルハーモニア管弦楽団を中心に活躍して名声を高めたのが70歳の時。1959年から終身首席指揮者に就任。本作は、そのまさにやっと迎えた全盛期に録音されたクレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団の名演なのです。

■名演を数多くリリースしたEMI時代と演奏スタイルの変化
 こうした安定期のなかでも事件は起こっていました。63年ウォルター・レッグはEMI経営者との見解の相違もあったのでしょう、退職してしまいます。その後フィルハーモニア管弦楽団も解散、途方に暮れたのはメンバーです。クレンペラーも協力してニュー・フィルハーモニア管弦楽団が再結成され、その後も活動することになります。そうした騒動の少し前、クレンペラーとレッグの蜜月と言ってもいいような安定した関係、名演を数多くリリースしていた黄金時代の記録がここに残されているのです。ところでクレンペラーの演奏、とくにテンポ設定に関して、彼のスタイルはこの晩年になり一変しています。これはレッグのアドヴァイスによるものなのか、はたまた長年の闘病による体の問題なのか、以前とは違って、じっくりゆったりした方向に転換します。ただし曲の細部までの深い彫琢に変わりはありませんでした。このあたりも聴き取って頂きたいところです。ともあれ、1972年に引退するまでにも多幸症の再発や怪我、大火傷などで活動をたびたび中断しても不死鳥のように再起した、音楽家としてだけでなく、人生全般を通しての「不屈の巨匠」、それがクレンペラーなのです。


収録曲

アントニン・ドヴォルザーク Antonín Dvořák
交響曲 第9番 ホ短調 作品95《新世界より》
Symphony No. 9 in E minor, Op. 95 “From the New World”
 1. 第1楽章:Adagio – Allegro molto
 2. 第2楽章:Largo
 3. 第3楽章:Scherzo (Molto vivace)
 4. 第4楽章:Allegro con fuoco

フランツ・シューベルト Franz Schubert
交響曲 第8番 ロ短調 D.759《未完成》
Symphony No. 8 in B minor, D. 759 “Unfinished”
 5. 第1楽章:Allegro moderato
 6. 第2楽章:Andante con moto

フィルハーモニア管弦楽団
Philharmonia Orchestra
指揮:オットー・クレンペラー
Conducted by Otto Klemperer

[録音]1963年10月30〜11月2日(新世界より)、1963年2月4&6日(未完成)、キングズウェイ・ホール、ロンドン
[海外盤初出]SAX2554(新世界より、1964年)、SAX2514(未完成、1964年)
[日本盤初出]AA7203(新世界より、1965年3月)、AA7051(未完成、1964年5月)

[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]ウォルター・レッグ
[レコーディング・エンジニア]ダグラス・ラーター

[録音]1966年5月9日~13日、イエス・キリスト教会、ベルリン[1-6]、1966年5月31日~6月2日、UFAスタジオ、ドイツ・グラモフォン[7-29]
[海外盤初出]139 166(協奏曲、1967年3月)139 167(リサイタル、1967年4月)
[日本盤初出]SLGM-1373(協奏曲、1967年3月)SLGM-1378(リサイタル、1967年4月)

[オリジナル・レコーディング]
[レコーディング・プロデューサー]ハンス・ウェーバー
[レコーディング・エンジニア]クラウス・シャイベ
[テープ・エディター]ウォルフガング・ワーナー[1-6]、フォルカー・マルタン[7-29]

[Super Audio CD リマスタリング]
[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CD アソシエイト・プロデューサー]吉田穣(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]東野真哉(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CD リマスター]2025年5月 エソテリック・オーディオルーム、「Esoteric Mastering」システム
[解説]浅里公三、川瀬 昇
[企画・販売]ティアック株式会社
[企画・協力]東京電化株式会社


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