『GORILLA』は1986年6月4日に発売された、TM NETWORKの3枚目のスタジオアルバム。アルバムに先駆けて発売されたシングルの「Come on Let's Dance(This is the FANKS DYNA-MIX)」(『GORILLA』にはアルバム・ヴァージョンを収録)で顕著なように、ダンサブルかつビート感を重視した曲が増えていき、打ち込み/プログラミングが中心だった音づくりも、ミュージシャンの演奏を融合させることにより、より骨太な音楽に変化を始めていく時期の作品と言えます。また、リーダーの小室哲哉が作曲を手掛けた渡辺美里のシングル「My Revolution」が大ヒットを飾った時期に発売されたこともあり、世の中に広くTM NETWORKの名前が知られ始め、今日まで続く人気の礎になったのが、この『GORILLA』です。
■復刻に関して 2024年、TM NETWORK初のCD/SACDハイブリッド盤として復刻を行なった『Gift for Fanks』および『CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~』と同様に、SACD化のためのマスタリングは、Sony Music Studios Tokyo所属の鈴木浩二さんに依頼しています。制作手法や使用機材もほぼ共通で、「マスターテープにおさめられている音を、ありのままにデジタルディスク化してください」という制作コンセプトにも変りはありません。また、今回の3作品においても前回の復刻時と同様にソニー・ミュージックレーベルズの全面協力を得られたことにより、『GORILLA』と『Self Control』ではトラックダウンマスターであるハーフインチのアナログ・マスターテープを採用することができ、最終工程がデジタルであった『humansystem』は最上流となるU-maticに記録されたPCM形式のマスター音源までさかのぼることができました。
1. GIVE YOU A BEAT
2. NERVOUS
3. PASSENGER ~a train named Big City~
4. Confession ~告白~
5. You can Dance
6. I WANT TV
7. Come on Let's Dance
8. GIRL
9. 雨に誓って ~SAINT RAIN~
10. SAD EMOTION
■発売日:2025年5月27日
■品番:SSMS-081 (TDGD90061)
■仕様:CD/SACDハイブリッド
■装丁:デジパック/制作ノート付属
■JAN:4571177053565
■制作・発売:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
■企画・販売:株式会社ステレオサウンド
スーパーオーディオCDとは、1999年にソニーとフィリップスによって開発された次世代音楽メディアです。スーパーオーディオCDは、音楽信号を空気の疎密波のように記録するDirect Stream Digital(DSD)方式を採用しており、PCM方式で記録されるCDとは異なります。加えて、CDの約7倍にあたる4.7GBの容量を持ち、原理上100kHzを超える再生帯域と、120dBを超える可聴域内でのダイナミックレンジを確保していることから、アーティストや制作者側が考える原音をより忠実に再現することができます。なお、本商品は、CD層とスーパーオーディオCD層による二重構造のハイブリッドディスクです。そのため、CD層は通常のCDプレーヤーで再生可能です。
TM NETWORK「CD/SACD ハイブリッド盤」化、再び!
『GORILLA』『Self Control』『humansystem』が驚くほど“みずみずしい音”で甦る
『GORILLA』は1986年6月4日に発売された、TM NETWORKの3枚目のスタジオアルバム。アルバムに先駆けて発売されたシングルの「Come on Let's Dance(This is the FANKS DYNA-MIX)」(『GORILLA』にはアルバム・ヴァージョンを収録)で顕著なように、ダンサブルかつビート感を重視した曲が増えていき、打ち込み/プログラミングが中心だった音づくりも、ミュージシャンの演奏を融合させることにより、より骨太な音楽に変化を始めていく時期の作品と言えます。また、リーダーの小室哲哉が作曲を手掛けた渡辺美里のシングル「My Revolution」が大ヒットを飾った時期に発売されたこともあり、世の中に広くTM NETWORKの名前が知られ始め、今日まで続く人気の礎になったのが、この『GORILLA』です。
■復刻に関して
2024年、TM NETWORK初のCD/SACDハイブリッド盤として復刻を行なった『Gift for Fanks』および『CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~』と同様に、SACD化のためのマスタリングは、Sony Music Studios Tokyo所属の鈴木浩二さんに依頼しています。制作手法や使用機材もほぼ共通で、「マスターテープにおさめられている音を、ありのままにデジタルディスク化してください」という制作コンセプトにも変りはありません。また、今回の3作品においても前回の復刻時と同様にソニー・ミュージックレーベルズの全面協力を得られたことにより、『GORILLA』と『Self Control』ではトラックダウンマスターであるハーフインチのアナログ・マスターテープを採用することができ、最終工程がデジタルであった『humansystem』は最上流となるU-maticに記録されたPCM形式のマスター音源までさかのぼることができました。
いずれのタイトルも手を加えるのは必要最低限にとどめ、マスター音源に刻まれたTM NETWORKの音楽をあますことなくSACDとCDというデジタルの器に移し替えることに注力して、作業にあたっています。また、CD層用のPCM信号は、SACD層用に作ったDSD信号を元にスタジオ独自の機材を用いて制作しているため、既作2作品のCD/SACDハイブリッド盤と同様に、マスター音源ならではの驚くほど生々しい音の質感をSACD層とCD層の両方で味わうことが可能になっています。現代の名工とも言うべき、世界屈指のエンジニアである鈴木浩二さんによって、これ以上ないほど丁寧な手法で音の鮮度の高さを保ったままCD/SACDハイブリッド盤化されたTM NETWORKの音楽をどうぞご堪能ください。
2. NERVOUS
3. PASSENGER ~a train named Big City~
4. Confession ~告白~
5. You can Dance
6. I WANT TV
7. Come on Let's Dance
8. GIRL
9. 雨に誓って ~SAINT RAIN~
10. SAD EMOTION