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■発売日:2020年5月28日
■仕様:B5判・352ページ
■雑誌コード:67969-94
■ISBN:9784880734460
真空管の最高傑作「300B」の音と歴史
『管球王国』掲載記事の集大成
300Bは、1930年代に米国ウェスタン・エレクトリックが開発した伝説的な真空管です。現在も数多く生産され、300Bアンプは管球式アンプの中でも随一の人気があります。真空管の代名詞ともいえる直熱3極管300Bの歴史、構造そして音の魅力を、『管球王国』創刊以来の記事を集大成して解き明かす、オーディオファイル必携の一冊です。『管球王国』に掲載した解説記事、試聴記事を収録すると同時に、新規企画も掲載して300Bと300Bアンプの魅力に迫ります。
CONTENTS
カラーグラフィック 300Bアンプ 傅 信幸/吉田伊織
カラー口絵
実験工房12回/現行300B大研究 『管球王国』Vol.20 2001 Spring
実験工房79回/300B真空管 16種をブラインド試聴 『管球王国』Vol.87 2018 Winter
WE86とWE91 『ウェスタン・エレクトリック・サウンド・リスニング』2008
1章 2020年版 設計者/研究家の300Bへの視点
私と300B 是枝重治/新 忠篤/岡田 章
WE文献から紐解く300B開発の真実 岡田 章
300A/Bの能力を発揮させたWE86/91型とは 土井雄三
2章 300Bの歴史と構造 岡田 章
300A/B物語 『管球王国』Vol.20 2001 Spring
300A/B物語2 『管球王国』Vol.21 2001 Summer
続300B物語 『管球王国』Vol.37 2005 Summer
300B現行管使用の心得 『管球王国』Vol.46 2007 Autumn
300Bの魅力とは 『管球王国』Vol.74 2014 Autumn
3章 300B試聴とトピック
世界初!! 歴代の著名直熱3極管音質比較テスト 『真空管アンプ大研究』1995
世界の名直熱管聴き比べ 『歴代名出力管』2000
WE300B復刻管、ついに登場! 『管球王国』Vol.5 1997
再生産された300Bは300Bオールドを凌ぐか? 『管球王国』Vol.6 1997
実験工房12回/現行300B真空管大研究 『管球王国』Vol.20 2001 Spring、Vol.21 2001 Summer
実験工房51回/300B新旧22種聴き比べ 『管球王国』Vol.59 2011 Winter
実験工房79回/300B真空管 現行14種+WE2種ブラインド試聴 『管球王国』Vol.87 2018 Winter
リチャードソン/セトロン300Bの製造について 『管球王国』Vol.7 1998
高槻電器工業・真空管工場を訪ねる 『管球王国』Vol.66 2012 Autumn
4章 WE名器研究と現代の最新アンプ試聴
新旧の名器を聴く 『管球王国』Vol.1 1995
WE91に秘められた配線術 杉井真人 『管球王国』Vol.22 2001 Autumn
WE91Bアンプの神髄に迫る=オリジナル機とレプリカ機を聴く 『管球王国』Vol.72 2014 Spring
300B最新アンプ23機[テーマ別]徹底試聴 『管球王国』Vol.91 2019 Winter
5章 執筆陣のアンプ製作
マイ・ハンディクラフト 『管球王国』Vol.7 1998
上杉佳郎WE300BシングルNON-NF型パワーアンプTAP5の製作
是枝重治WE300Bプッシュプル・モノーラルパワーアンプの製作
6章 アンプクラフトと回路ノウハウ
キットを「組む」愉しみ11回/WSI W.S.I.91Type 『管球王国』Vol.22 2001 Autumn
キットを「組む」愉しみ17回/エイフル浅野 勇式300Bシングル 『管球王国』Vol.28 2003 Spring
キットを「組む」愉しみ4回/カトレアWE300“櫻”MkIII 『管球王国』Vol.15 2000 Winter
+回路図のやさしい読み方
WE300Bシングル・アンプ その回路と音質の関連性を探る 『管球王国』Vol.7 1998
300B book表紙について
主題となる真空管のモデルは、ウェスタン・エレクトリックが 1950年代にUS NAVY(米国海軍)の通信機用に製造した300Bです(新 忠篤氏の所蔵)。300Bの左側には、WE業務用アンプの代わりに現代の300Bアンプを並べています。そして、裏表紙に描かれたレコードプレーヤーはフェアチャイルドのモデル412です。
海辺のサマーハウスから見た窓越しの風景は、WE300Bが生産されていた1950〜60年代の旧き佳きアメリカ東海岸(フロリダ)をイメージしています。岸に舫(もや)われるのは、当時、歌手のフランク・シナトラや著名な映画俳優らが愛用したウッドボートで、左がハッカークラフト社のスピードボート(船体はマホガニー、デッキはチーク製。全長30ft)、右がクリスクラフト社のフィッシングボート。さらに後ろのオープンカーはシボレー・コルベット。いずれも当時の憧れの的でした。
このイラストレーションを描いたのは、清水廣良さん。ボートやクルマの質感を忠実に書き上げる作風で、ヨットの専門誌「KAZI」でも活躍される方です。今回は、真空管の最高傑作と言えるWE300Bの美しさと力強さを描き上げていただきました。 (管球王国編集部 高橋)
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