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工藤重典&工藤セシリア/アンコール~珠玉のフルート名曲集 (CD/SACDハイブリッド)
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工藤重典&工藤セシリア/アンコール~珠玉のフルート名曲集 (CD/SACDハイブリッド)
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■発売日:2015年9月23日
■品番:MECO-1030
※ご注文のタイミングによってはお取り寄せにお時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※弊社から発送の商品は、原則としてもっとも入荷の遅い商品を待っての出荷となります。ご注文確定後の発送商品のまとめ、分割などのご要望にお応えすることはできません。あらかじめご了承ください。
アールアンフィニの作品一覧はこちら
極めつけのフルート小品名曲の数々…ここに問う50年の集大成
名実共に日本フルート界のトップに君臨する工藤重典が贈る、50周年記念アルバムです。このアルバムでは、工藤自らが厳選したオーストリア・ウィーンに由来するフルート・ソナタを収録、その眩いばかりのテクニック、虚飾のない自然かつ深い音楽性は、まさに50周年記念アルバムにふさわしい内容となっています。ピアノ共演は、工藤の愛娘である工藤セシリア。生まれも育ちも生粋のパリジェンヌならではのその洗練された音楽性は、工藤重典の「風のような自然な」音楽性と寄り添い、その素晴らしい音楽の昇華を見せます。
―「レコード芸術」【器楽曲】特選盤(2015年11月)
■収録曲目
1 ハンガリー舞曲(W.ポップ)
2 シシリエンヌ(M.v.パラディス)
3 ロマンス(R.アーン)
4 亜麻色の髪の乙女(C.ドビュッシー)
5 小さな羊飼い(C.ドビュッシー)
6 グリーン(C.ドビュッシー)
7 ゴリウォーグのケークウォーク(C.ドビュッシー)
8 精霊の踊り(C.W.v.グルック)
9 ロマンス第2番 作品50(L.v.ベートーヴェン)
10 ロマンス(C.サン=サーンス)
11 子守歌?(G.フォーレ)
12 スケルツォ(B.マルティヌー)
13 ユーモレスク(A.ドヴォルザーク)
14 感傷的なワルツ(P.I.チャイコフスキー)
15 小犬のワルツ(F.ショパン)
16 チャルダーシュ(V.モンティ)
アルバム「アンコール」に寄せて
生涯のうちにこうした魅力的な小品集を複数回も録音できるフルーティストは、おそらく幸福だろう。長い期間、音楽シーンにおける一流の舞台で演奏を続けてきた証であり、しかも人気・信頼が衰えず、さらには音楽家として(キャリアや年齢などに関係なく)進化を続けていることの証明にもなるからだ(それに加えて聴き手には、残されたいくつかの録音を聴き比べるという楽しみも提供される)。 ソロ・フルーティストとしての活動だけではなく、オーケストラ奏者、室内楽奏者などあまりにも幅広い活動を続けてきた工藤重典だけに、そのレパートリーも膨大である。その中から厳選した小品を選び、まるでさまざまな色彩と光が並ぶジュエル・ケースのような一枚に仕上げた『アンコール』は、その膨大なレパートリーから抽出に抽出を重ねた濃縮エッセンスだと考えてもいい。師の一人であるジャン=ピエール・ランパルから伝えられたであろう「ほんのりと麗しさが香る音色」が楽しめ、すべての曲がオーラをまとったように聞こえるのは言うまでもない。全16曲中のおよそ半分がフランスの作曲家による作品、もしくはフランスに関連が深い作品であることも、おそらく偶然ではないだろう。 繊細なピアノでフルートを支え、また包み込んでいる工藤セシリアは父親の音楽を幼少期から自然に受け止め、知らず知らずのうちに親しんでいたはずだ。やはりフルーティストである母の指導も含め、まさに「工藤家の宝玉」と言えそうな音楽家だが、彼女自身の音楽には2015年1月にリリースされたドビュッシーの作品集や各地でのリサイタルで接することができる。プライベートではスキーが大好きで、ソロ・デビュー時の公式プロフィールでは好きな俳優に「柴田恭兵、舘ひろし」を挙げ、インタビューではこちらが油断しているとちょっとしたおやじギャグをはさんでくるところなども、おそらく“父ゆずり”なのだろう(ということを書くと父上に怒られるだろうか)。
2015年9月 オヤマダアツシ(音楽ライター)
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■品番:MECO-1030
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極めつけのフルート小品名曲の数々…ここに問う50年の集大成
名実共に日本フルート界のトップに君臨する工藤重典が贈る、50周年記念アルバムです。このアルバムでは、工藤自らが厳選したオーストリア・ウィーンに由来するフルート・ソナタを収録、その眩いばかりのテクニック、虚飾のない自然かつ深い音楽性は、まさに50周年記念アルバムにふさわしい内容となっています。ピアノ共演は、工藤の愛娘である工藤セシリア。生まれも育ちも生粋のパリジェンヌならではのその洗練された音楽性は、工藤重典の「風のような自然な」音楽性と寄り添い、その素晴らしい音楽の昇華を見せます。
―「レコード芸術」【器楽曲】特選盤(2015年11月)
■収録曲目
1 ハンガリー舞曲(W.ポップ)
2 シシリエンヌ(M.v.パラディス)
3 ロマンス(R.アーン)
4 亜麻色の髪の乙女(C.ドビュッシー)
5 小さな羊飼い(C.ドビュッシー)
6 グリーン(C.ドビュッシー)
7 ゴリウォーグのケークウォーク(C.ドビュッシー)
8 精霊の踊り(C.W.v.グルック)
9 ロマンス第2番 作品50(L.v.ベートーヴェン)
10 ロマンス(C.サン=サーンス)
11 子守歌?(G.フォーレ)
12 スケルツォ(B.マルティヌー)
13 ユーモレスク(A.ドヴォルザーク)
14 感傷的なワルツ(P.I.チャイコフスキー)
15 小犬のワルツ(F.ショパン)
16 チャルダーシュ(V.モンティ)
アルバム「アンコール」に寄せて
生涯のうちにこうした魅力的な小品集を複数回も録音できるフルーティストは、おそらく幸福だろう。長い期間、音楽シーンにおける一流の舞台で演奏を続けてきた証であり、しかも人気・信頼が衰えず、さらには音楽家として(キャリアや年齢などに関係なく)進化を続けていることの証明にもなるからだ(それに加えて聴き手には、残されたいくつかの録音を聴き比べるという楽しみも提供される)。 ソロ・フルーティストとしての活動だけではなく、オーケストラ奏者、室内楽奏者などあまりにも幅広い活動を続けてきた工藤重典だけに、そのレパートリーも膨大である。その中から厳選した小品を選び、まるでさまざまな色彩と光が並ぶジュエル・ケースのような一枚に仕上げた『アンコール』は、その膨大なレパートリーから抽出に抽出を重ねた濃縮エッセンスだと考えてもいい。師の一人であるジャン=ピエール・ランパルから伝えられたであろう「ほんのりと麗しさが香る音色」が楽しめ、すべての曲がオーラをまとったように聞こえるのは言うまでもない。全16曲中のおよそ半分がフランスの作曲家による作品、もしくはフランスに関連が深い作品であることも、おそらく偶然ではないだろう。 繊細なピアノでフルートを支え、また包み込んでいる工藤セシリアは父親の音楽を幼少期から自然に受け止め、知らず知らずのうちに親しんでいたはずだ。やはりフルーティストである母の指導も含め、まさに「工藤家の宝玉」と言えそうな音楽家だが、彼女自身の音楽には2015年1月にリリースされたドビュッシーの作品集や各地でのリサイタルで接することができる。プライベートではスキーが大好きで、ソロ・デビュー時の公式プロフィールでは好きな俳優に「柴田恭兵、舘ひろし」を挙げ、インタビューではこちらが油断しているとちょっとしたおやじギャグをはさんでくるところなども、おそらく“父ゆずり”なのだろう(ということを書くと父上に怒られるだろうか)。
2015年9月 オヤマダアツシ(音楽ライター)