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J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番、第3番、フルート・ソナタ第1番、チェンバロ協奏曲第5番【予約商品・12月10日頃より順次発送予定】

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カール・リヒター(指揮とチェンバロ)/ミュンヘン・バッハ管弦楽団/オーレル・ニコレ(フルート)

■発売日:2021年12月10日
■品番:ESSA-90248
■仕様:Super Audio CD ハイブリッド
■JAN:4907034223947
■レーベル:ARCHIV
■音源提供:ユニバーサルミュージック合同会社
■ジャンル:管弦楽曲・協奏曲・室内楽曲


指揮者・チェンバロ奏者・室内楽奏者・・・20世紀に相応しいバッハ像を確立したリヒターの精髄をまとめた1枚。

■ドイツのバッハ伝統を20世紀に継承したカール・リヒター
 リヒターは現在のドイツ・ザクセン州プラウエンに牧師の子として生まれ、11 歳のときドレスデン聖十字架教会付属学校に入り、有名なドレスデン十字架聖歌隊で少年時代を過ごしました。ライプツィヒ音楽学校では聖トーマス教会のカントルであったカール・シュトラウベ、ルドルフ・マウエルスベルガー、ギュンター・ラミンに師事。1949年には聖トーマス教会のオルガニストに就任、という経歴は、まさに脈々伝承されてきたドイツのバッハ演奏の伝統の本流を体得した音楽家であることを証明しています。リヒターの演奏活動が飛躍するきっかけとなったのは、1951 年にミュンヘンの聖マルコ教会のオルガニストのポストを得たことで当時は西ドイツだったミュンヘンに移住したことでしょう。ニュルンベルク近郊のアンスバッハで開催されていたバッハ週間で指揮したハインリヒ・シュッツ合唱団を母体にして「ミュンヘン・バッハ合唱団」を組織し、さらに1955 年にはバイエルン国立歌劇場管、バイエルン放送響、ミュンヘン・フィルなどのメンバーをピックアップして「ミュンヘン・バッハ管弦楽団」を設立し、バッハの合唱音楽の理想的な演奏を追求することになります。 ■

■ドイツ発信のバッハ演奏解釈の確立へ
 1954 年リヒターは、シュッツの 「ムジカーリッシュ・エクセークヴィエン」をドイツ・グラモフォンが設立した音楽史専門のレーベル、「アルヒーフ」に録音し、レコード・デビューを果たします。アルヒーフ(文字通り、「保存記録」「保管庫」などを意味する)は第2 次大戦後の1947 年にバッハ作品の全曲録音を目標とするとしてスタートし、その後グレゴリオ聖歌からウィーン古典派までその領域を拡げ「世界初」の古楽レーベルとして古楽振興に尽くすことになりました。リヒターが何よりも幸運だったのは、この新興レーベルのアルヒーフがカタログ拡充のための新録音を必要としていたこと、その時期がちょうどLPレコード、そしてステレオ録音の普及、バロック音楽ブームの興隆と軌を一にしていたことでしょう。演奏解釈の思潮面でも、ナチスの災禍を経たことで第2 次大戦前の価値観を捨て去り、新たな様式の確立が求められるという、いわば時代のニーズがありました。リヒターはその期待に応えるように、バッハ作品の演奏解釈の研究と実践に没頭しました。リヒターは19 世紀末以来の恣意的なテンポの揺れや過度の感情移入を排し、安定した正確なリズムを保持し、記譜通りの音価を明晰に再現・発音することで、混濁しないクリアな声部バランスを指向し、作品のあるべき姿を追求しその本質を抉り出す姿勢を貫くことで、20 世紀後半のバッハ演奏様式をドイツから発信し、それが演奏旅行やレコード録音を通じて世界中に普及、その価値観が共有されるようになったのです。

■リヒターのバッハ解釈のエッセンスがここに
 こうしたリヒターの厳格な姿勢が最初に結実したのが1958 年録音の「マタイ受難曲」でした。リヒターの解釈はイエスの受難を通じて人間の弱さと神の慈愛を歌い上げるこの大作の20 世紀後半の全ての演奏の規範となりました。その後1960〜70 年代を通じてバッハの声楽曲、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲(チェンバロ、オルガン)を網羅するかのように録音が継続され、バッハ演奏家としてのリヒターの令名を世界的なものにしました。アルヒーフというレーベルの性格もあって、楽譜の選択、演奏様式、演奏人数の設定など学術的な面でもより新しい情報を採り入れていた点と、ジャンルごとに全曲録音を目指したという点で、録音物としての価値を大きく高めたのでした。そうしたリヒターのバッハ解釈の充実は1960 年録音の管弦楽組曲全曲、リヒター自身がソロを務めた1972 年録音の「チェンバロ協奏曲全集」、そして名手オーレル・ニコレ(1926‐2016)との「フルート・ソナタ全集」にも結実しています(ニコレは管弦楽組曲第2 番のソロも担当)。当アルバムはそうした名演のエッセンスを凝縮するべくそれぞれから代表的な作品を1 枚にカップリングしています。

収録曲

J・S・バッハ
Suite (Ouvertüre) Nr. 2 h-moll BWV 1067(管弦楽組曲 第2 番 ロ短調 BWV1067)
[1] 第1 曲 Ouvertüre
[2] 第2 曲 Rondeau
[3] 第3 曲 Sarabande
[4] 第4 曲 Bourrée I-II
[5] 第5 曲 Polonaise
[6] 第6 曲 Menuet
[7] 第7 曲 Badinerie

Suite (Ouvertüre) Nr. 3 D-dur BWV 1068(管弦楽組曲 第3 番 ニ長調 BWV1068)
[8] 第1 曲 Ouvertüre
[9] 第2 曲 Air
[10] 第3 曲 Gavotte I-II
[11] 第4 曲 Bourrée
[12] 第5 曲 Gigue

Sonate für Flöte und obligates Cembalo h-moll BWV 1030(フルート・ソナタ第1 番 BWV1030)
[13] 第1 楽章 Andante
[14] 第2 楽章 Largo e dolce
[15] 第3 楽章 Presto - Allegro

Konzert für Cembalo und Orchester Nr. 5 f-moll BWV 1056(チェンバロ協奏曲第5 番 BWV1056)
[16] 第1 楽章 (Allegro)
[17] 第2 楽章 Largo
[18] 第3 楽章 Presto

オーレル・ニコレ(フルート)〔BWV1067, 1030〕
カール・リヒター(チェンバロ)〔BWV1030, 1056〕
ミュンヘン・バッハ管弦楽団〔BWV1067, 1068, 1056〕
指揮:カール・リヒター〔BWV1067, 1068, 1056〕

[録音]1960 年6 月14 日〜19 日、ミュンヘン、ヘルクレスザール〔BWV1067, 1068〕、1973 年4 月、ミュンヘン、科学アカデミー、プレーナーザール〔BWV1030〕、1972 年7 月11 日〜13 日、ミュンヘン、バヴァリア音楽スタジオ〔BWV1056〕

[初出]198 272 SAPM(1960 年)〔BWV1067, 1068〕、2533 368(1973 年)〔BWV1030〕、2722 009(1973 年)〔BWV1056〕
[日本盤初出]SLAM23 (1962 年2 月)〔BWV1067, 1068〕、2533 368(輸入盤/1973 年)〔BWV1030〕、2722 009(輸入盤/1974 年1 月)〔BWV1056〕

[オリジナル・レコーディング]
[エクゼクティヴ・プロデューサー]カール・ファウスト[BWV 1067, 1068]、Dr.ゲルト・プレーブシュ[BWV 1030,1056]
[プロデューサー]カール=ハインツ・シュナイダー[BWV 1067, 1068]、Dr.ゲルト・プレーブシュ[BWV 1030,BWV 1056]
[バランス・エンジニア]ヴァルター・アルフレート・ヴェットラー[BWV 1067, 1068]
クラウス・シャイベ[BWV 1030]、ギュンター・ヘルマンス[BWV 1056]
[レコーディング・エンジニア]クラウス・シャイベ[BWV 1056]

[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]東野真哉(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説]諸石幸生 寺西基之
[企画・販売] エソテリック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社


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