ショパン:12の練習曲作品10・作品25(SACD/CDハイブリッド)ESSG-90239 ※予約商品・3月10日頃より順次発送予定![]() ![]()
予約販売価格3,972円(税込) [18ポイント進呈 ] 【予約受付期間:2月1日0時0分〜3月8日23時59分】 申し訳ございません。予約在庫切れとなっております。 商品画像 ![]() 完璧無比のピアニズムを刻んだポリーニの最高傑作。20世紀のショパン演奏史にポリーニの名を刻んだ、驚愕の名盤、最新 Super Audio CD ハイブリッド化。
(『レコード芸術』1973 年 6 月号・特選盤) 「あらゆる音が微塵のゆらぎもなく、ショパンの練習曲の理想像を描いていく。その完璧性において、同じショパンであってもこれ以前のポリーニとは全く別人の演奏のようだ。あらゆる音、一つ一つの音が、微塵のゆるぎもなくショパンのこの作品のあたかも理想図を実現するかのごとくに演奏されていく。こうした技術面では、ほぼ時を同じくして発売されたアシュケナージの同曲集の録音でさえ、影を薄くさせるものだった。」 (レコード芸術別冊『演奏家別レコードブック VOl.2』、1988 年) 「強く引き締まったショパンである。どんな細部を切り取っても、あいまいに弾かれた箇所は見当たらず、ポリーニの男性的で強靭な意志と、並ぶもののない完璧な技巧、確実なタッチから生まれる磨き抜かれた輝度の高いピアノの音によって、ショパンが『練習曲』に意図し、その中に盛り込んだものすべてが、全て均整感をもって実際の演奏に実現されている。ここにはまた、完璧ゆえの冷たさはなく、内側からポリーニに突き動かされた熱いものが、ストレートに、気品をたたえて奏しだされている。絶品である。」 (『クラック・レコード・ブック VOl.4 器楽曲編』、1985 年) 「73 年度レコード・アカデミー賞受賞。音楽性の豊かなこと、様式感の確かなこと、技巧の見事なことなど、ピアニストとして身に着けるべきことを、ポリーニはすべて持っている。ポリーニはこれらを明るく透明で、やや冷たい音色で鮮明に弾き切り、少しも脆弱なところがない。インテンポでありながら、溢れるような青春のロマンティシズムが渦巻いているのだ。」 (『クラシック CD カタログ‘89』、1989 年) 「あくまで明晰に、そして完璧なテクニックに支えられて奏でられる 24 の作品は、まるで色とりどりのさまざまな光を放つ宝石のよう。ハ長調のアルペッジョがいかに輝かしいものか教えてくれた第 1 番、対照的に半音階の細やかな影の世界に入り込む第 2 番、そして、通俗名曲と思われがちな《別れの曲》がいかに高貴な作品であるかを知らしめる第 3 番、それが静かに閉じ、間をほとんど置かずに嬰ハ短調、プレストの嵐の世界に飛び込む第 4 番と、まったくいきもつかせぬばかりに曲は進行する。第 13 番《エオリアン・ハープ》のすがすがしい佇まい。難曲中の難曲、第 18 番の右手のサンドの動きなどポリーニ以外のピアニストでは全く考えられない。しかも、耳を傾けていてテクニックの凄味が前面に出てくることなく、聴こえてくるのは常にショパンの詩的情緒に溢れた豊かな音楽なのだ。」 (『ONTOMO MOOK クラシック不滅の名盤 800』、1997 年) 「ポリーニ 30 歳の時の快演。文字通り一点非の打ちどころのない完璧なメカニックが圧倒的である。だが、これだけシャープで切れ味がよく、しかも盤石の安定感があり、全てのものを押しのけるような圧倒的なパワーと、同時にそれをスーパーコンピューター的な精度で知的にコントロールする細やかな神経とを、すべて最高のバランスで兼備した演奏となると、果たしてどこかほかで聴けるかどうか、大いに疑問である。輝かしいコンクール制覇時代の後の、長い沈黙の時期に、彼はこの武器を手にしたのである。これはある意味でポリーニの出発点である。今日に至る彼の芸術家としての苦悩の。」 (『クラシック名盤大全 室内楽曲編』、1998 年) 「これを境にしてショパン演奏の基準が変わったと思わせるほどのインパクトを当時の聴き手に与えた。同時に、20 世紀前半に活躍した往年の巨匠たちの時代から、新しいピアニズムの時代への移行をはっきりと感じさせたのだった。それは何も演奏技術の問題だけではなく美学にかかわることで、それまでの文学的な解釈と決別し、徹底して音楽のリアリズムを追求したショパンはとても新鮮に感じられたのだ。硬質なタッチと揺らぎのないテンポ設定、声部間の均整、デュナーミクなどの全てが精巧に表現されている。ポリーニの演奏を特徴づける覚醒した情熱も然り。クールなマスクの内側に若いピアニストの優しい情感が見え隠れする。」 (『ONTOMO MOOK レコード芸術選定 クラシック不滅の名盤 1000』、2007 年) 「ショパンのエチュードはどういう曲か、どういう技巧を使ってどのように表現するか。そしてピアノの音や響き、またピアニスティックとはどういうことか、またピアノを弾くとはどういうことかなどを、頭で考えるのではなく、ダイレクトに耳へ快感とともに教え込んでくれる。しかしここまでパーフェクトに演奏されると、多くのピアニストはこれを目標に頑張ろうというよりも、むしろ諦めの境地に陥ってしまうのではないか。」 (『最新版 クラシック不滅の名盤 1000』、2018 年) 収録曲
フレデリック・ショパン
12 の練習曲 作品 10 [1] 第 1 番 ハ長調 [2] 第 2 番 イ短調 [3] 第 3 番 ホ長調《別れの曲》 [4] 第 4 番 嬰ハ短調 [5] 第 5 番 変ト長調《黒鍵》 [6] 第 6 番 変ホ短調 [7] 第 7 番 ハ長調 [8] 第 8 番 へ長調 [9] 第 9 番 へ短調 [10] 第 10 番 変イ長調 [11] 第 11 番 変ホ長調 [12] 第 12 番 ハ短調《革命》 12 の練習曲 作品 25 [13] 第 1 番 変イ長調 [14] 第 2 番 へ短調 [15] 第 3 番 へ長調 [16] 第 4 番 イ短調 [17] 第 5 番 ホ短調 [18] 第 6 番 嬰ト短調 [19] 第 7 番 嬰ハ短調 [20] 第 8 番 変ニ長調 [21] 第 9 番 変ト長調 [22] 第 10 番 ロ短調 [23] 第 11 番 イ短調《木枯らし》 [24] 第 12 番 ハ短調 マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ) [[録音] 1972 年 1 月 20〜22 日、5 月 15 日〜19 日、ミュンヘン・レジデンツ内、ヘルクレスザール [[初出] 2530 291(1973 年) [日本盤初出] MG2389 (1973 年 5 月) [オリジナル・レコーディング] [プロダクション&レコーディング・スーパーヴィジョン]ライナー・ブロック [バランス・エンジニア]ハインツ・ヴィルトハーゲン [Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック株式会社) [Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 東野真哉(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ)) [Super Audio CD オーサリング] 藤田厚夫(有限会社エフ) [解説] 諸石幸生 浅里公三 [企画・販売] エソテリック株式会社 [企画・協力] 東京電化株式会社 おすすめ商品
この商品を見た人は、こちらの商品もチェックしています!最近見た商品 |