TOPページ > ステレオサウンド書店 > 季刊管球王国 Vol.68 2013年 SPRING
発売日:2013年4月27日 雑誌コード:67969-14 ISBNコード:978-4-88073-304-3 バックナンバーはこちら Fujisan.co.jpで“月額(都度)払い”で購読
販売価格2,934円(税込)
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--------------------------------------------------- 主な内容 ●最新管球式プリアンプ16モデルの新境地を聴く 16モデル試聴 テスター=高津 修/篠田寛一 回路解説=大西正隆 プリアンプは、システム全体の音を作る上で大きな役割を果たす、なくてはならない存在です。管球式プリアンプ16モデルが聴かせる新次元の音を、CD/SACD再生と内蔵フォノイコライザーによるアナログレコード再生で徹底追及します。 [試聴アンプ] サン・オーディオSVC200、P&C Yoshinobu IMADA LCR type Stereo Pre Amplifier、サンバレーSV310III、ルミエールDUCATOII、トライオードTRV4SE Limited、ラックスマンCL38u、小林サウンド工房AKTC1、ウエスギU・BROS28、山本音響工芸CA03L、エアータイトATC3HQ、マッキントッシュC220、レーベンRS28CX、オーロラサウンドCADA、オクターブHP300SE、EAR EAR 912、オーディオ・ノートG70 ●実験工房 半導体整流器16種の聴き比べ テスター=新 忠篤/小林 昭/佐藤隆一 「電源チョーク」「電源平滑回路のコンデンサー」「整流管」に続く管球式アンプの電源を研究するシリーズの第4回として、半導体整流器16種を聴き比べます。かつてのダイオードも用意してWE300Bシングルアンプで試聴し、日々進歩が続く半導体整流素子の高性能化が音に与える影響を探ります。 [試聴した半導体整流器] ◯シリコンダイオード=ダイオテックセミコンダクターBY133、フェアチャイルド1N4007、フロンティアエレクトロニクスHV03-09、オリジン電気SW05、東芝1S1892、富士電機ERC01-10、インターナショナル10D、ソヴテックSSR ◯ファーストリカバリーダイオード=東芝1S2711、日立U07N、A&RラボS20A130f ◯ウルトラファーストリカバリーダイオード=パンジットインターナショナルUF2010、ヴィシェイUF4007、ヴィシェイUF5408 ◯ショットキーバリアダイオード=ロームSCS105KG ◯第2世代シリーズ電源=A&RラボC80A130U VerII ●モニタースピーカーのベストサウンドを探る JBL、ALTEC、WEスピーカーとMcIntosh、marantz、ALTEC、WEアンプ試聴 新 忠篤/篠田寛一/土井雄三 JBL 4320、アルテック612A Monitor、ウェスタン・エレクトリック(WE)753Cという3モデルの歴代スタジオモニターをもっともよい音で鳴らすにはどうすればいいか? それぞれもっとも相性のいいアンプは何か? 試聴テストを通して探ります。 [試聴用スピーカー] JBL Model 4320、アルテック612A Monitor(604E入り)、WE 753C [試聴用アンプ] マランツModel7、マランツModel8B、マッキントッシュC22、マッキントッシュMC275、アルテック1567A、アルテック1570B、ウェスタン・エレクトリック(WE)124、WE 143 ●「瀬川冬樹が、伝えたこと、残したこと」 ——傅 信幸 オーディオが大きく発展した1960年代から80年代初頭にかけて、大きな足跡を残したから評論家、瀬川冬樹氏。大きな影響を受けたという傅 信幸が、氏の功績を振り返ります。 ●「Private Sturdy/デュアルモノーラル再生の魅力」角田郁雄 優れたチャンネルセパレーションによるリアルな音場を生み出す、モノーラルコンストラクションのコンポーネントを組み合わせた再生の魅力を、ハイレゾ音源とLPレコードで追求します。 [試聴システム] パワーアンプ=エアータイトATM211ER、フォノイコライザー=フェーズメーションEA1000、DSD D/Aコンバーター=ティアックUD501、レコードプレーヤーシステム=トランスローターRONDINO FMD、スピーカーシステム=GIPラボラトリーGIP 5006 3Way System ●「先端のアナログシステムで引き出す45回転2枚組重量盤・復刻LPの世界」小原由夫 45回転2枚組重量盤・復刻LPと厳選した先端のアナログシステムがもたらす圧倒的な再現。クォリティの高いディスクでこそ可能な、素直に音楽へと向かわせオーディオの醍醐味を思わせる再生の吸引力を解き明かします。 ●管球王国・実践ラボラトリー 「音楽プロデューサーの音作りとルームチューニング」田口 晃×佐藤隆一 システムのセッティングや部屋の環境を整えることでスタジオのような鮮度の高い音を実現できるのか。xrcd制作で知られる音楽プロデューサー田口 晃氏が行なうルームチューニングの本誌試聴室での実践に、音響クリエイターの佐藤隆一氏が立ち会い、目指す音作りについて聞きます。 ●マイ・ハンディクラフト 『管球王国』筆者の熟達した設計による新作アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、管球式アンプ製作の過程と完成した実機を、試聴インプレッション交えて紹介します。 那須好男◎VT62シングル・ステレオパワーアンプ カソードフォロアー回路と同じく低出力インピーダンスの効果を持ちシンプルな回路のカソードチョーク方式を採用する、送信管VT62のシングルアンプです。大型送信管211に通じる透明度の高い澄んだ音で、煌々と輝くフィラメントの光も魅力です。 大西正隆◎EL34シングル・ステレオパワーアンプHK24 タムラ製作所・新型トランスFシリーズ搭載アンプの第3弾となるEL34シングルです。6L6GC、KT88/6550Aなどにも差替え可能で、前段の干渉がないMOSーFETソースフォロアー回路とタムラトランスの素直な特性を活かし、出力管の真の音を描き分けます。 ●「クラングフィルムの歴史とドイツの名機たち」小林正信 第5回 オーディオの夜明けと歴史的録音 19世紀末から20世紀初頭にかけては、G&T盤のヨーゼフ・ヨアヒム、オデオン盤のリリー・レーマンなど、名演奏がレコードとして残された音楽史上重要な時代です。黎明期のオーディオ装置と名演奏家たちの出会い、クラシック音楽黄金期の再生システムの変遷と名録音の数々をひもときます。 ●録音エンジニアが追求するJBLモニターの真価[第3回] 常盤 清 JBL4331を原型にユニット構成やネットワークにチューニングを施してモニタリングシステムとして用いる録音/マスタリングエンジニアの常盤 清氏が、自宅スタジオでJBLを使いこなす道のりをリポートします。今号はJBL 2350からJBL 537-509への中域ホーンの変更を中心に展開します。 ●管球アンプ自作派大集合 自作派の方々にご参加いただき、自信作をかたわらに真空管との出会いや音楽の愉しみ方をうかがう連載企画です。今号は、SRPP回路で低インピーダンスドライブする直熱5極管47シングルアンプ、定数変更で音質を追求する6V6のMT型高信頼管6005Wシングルアンプを製作したおふたりです。 ●国内最多の真空管を収蔵する博物館「電気通信大学UECコミュニケーションミュージアム」訪問記 リポート=岡田 章 歴史的な通信機器や資料を収集、保存、展示する東京・調布市の電気通信大学UECコミュニケーションミュージアムを真空管研究家の岡田 章氏が訪ね、学術研究員の方々の案内のもと、膨大な量と質を誇る真空管を始め、稀少な送受信機や蓄音機の数々の様子をリポートします。 ●「キットアンプを組み、アレンジする」P&C 6V6 Single Stereo 最終回 キットを実際に製作し、さらに好みの仕様にアレンジする実践リポートです。題材はP&Cエレクトロニクスのキットアンプ6V6 Single Stereo。最終回の今号は、直熱管シングルアンプから、直熱管45のプッシュプルアンプへ変貌させます。 ●2013春の注目新製品試聴 テスター=新 忠篤/小原由夫/篠田寛一/角田郁雄/傅 信幸 この春に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴、その特徴と音質を検証します。今号は注目スピーカーシステムが充実です。 ●音遊空間/音楽とオーディオに浸れる極上スポット JAZZ喫茶 映画館(東京・白山) ●真空管&ヴィンテージ&パーツ・ショップをリポート ◎蓄音機の梅屋(東京・西神田) ◎ジュピターオーディオ(神奈川県・相模原)