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MIXER’S LAB SOUND SERIES Vol.3 (アナログレコード2枚組) SSAR-036〜037

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■発売日:2018年9月25日
■型番:SSAR-036〜037
■JAN:4571177051677

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ビッグバンド・シリーズ、アナログ・ディスク化第3弾!
384kHz/32bit スタジオマスター・ダイレクトカッティング

 いつもご愛聴頂きまして誠にありがとうございます。
アナログ・ディスクによるビッグバンド・シリーズも、Vol.3が発売される運びになりました。今回も株式会社ステレオサウンドには、多大なるご協力を頂き、発売が実現した事に皆々様に感謝しています。

 Vol.1、2では、ビッグ・バンド・ジャズのスタンダード曲を収録してきましたが、今回は趣を変えて60年代、70年代の映画、TVのサウンドトラックと、純粋なBIG BAND JAZZを半々に選曲してみました。

 このシリーズの基本テーマである、長い歴史のあるビッグ・バンド・ジャズの往年の名曲を、現在最高と言われている機材を駆使したサウンド創りで、現代に蘇えらせるのが目的です。特に60年代、70年代の映画、TVのサウンドトラックは、私事で恐縮ですが、私の青春時代の思い出深い曲ばかりで、いかに現代に蘇えらせる事ができるかを重点に置きました。

 1967年から放送された、テープ・レコーダによる「おはようフェルプス君」の指令(大平透)で始まる『スパイ大作戦のテーマ』のオリジナルは、タイトルバックの50秒しかなく、オリジナルの良さを踏襲しながら聴きごたえある編曲を角田健一氏にお願いしてフルサイズ化しました。

 『What's Going On』は、1971年にリリースされたクインシー・ジョーンズ『Smackwater Jack』のアルバムの中の1曲ですが、このアルバムも私がまだ駆け出しのエンジニアだった頃、アナログ・レコードが擦り減ってしまうほど聴きまくった思い出があります。グラディー・テイトのドラムス・サウンドは絶品で、私のジャズ録音でのお手本になったアルバムです。「往年の名録音(フィル・ラモーン)が蘇ったか?」聴いて頂ければと思います。アルト・フルート(中川昌三)、エレキ・ギター(井上智)、ソロ・ヴァイオリン(斎藤ネコ)のアドリブ・ソロも一聴の価値があります。

 他の曲もそれぞれ思い入れと拘りがありますが別の機会にお話ししたいと思います。
 また、Vol.1、2の解説書において、疑問、質問があった、マルチ・トラック・レコーダ(ProTools Var.2018.4)のスペックが96kHz32bitに対して、2chファイナル・マスター・レコーダのスペックが何故384kHz32bitなのか? また、ダイレクト2ch録音でなくマルチ録音なのですか? と言う疑問は、私のエンジニアとしての拘りを解説書に詳細に説明しておりますのでご参照いただければと思います。

 今回のMIXER'S LAB SOUND SERIES Vol.3も、内周を避けるために各面の収録曲を少なくしました。贅沢でコストも掛かりますが、一枚で収録できるものを二枚組にして、問題ある内周を避けることでオーディオファンに納得いただける音質を提供することに心掛けています。なお且つこのレコード盤は、メタルマスターからのダイレクト・プレスです。サウンドの生々しさを極限まで再現しお楽しみいただけることを願っております。

プロデューサー/レコーディング&ミキシングエンジニア 内沼映二  


収録曲

[DISC 1]
SIDE A


1. ホワッツ・ゴーイング・オン What's Going On
[Solo:Fl 中川昌三, Vo Charito, EG 井上智, Tp 宮本裕史, EP 板垣光弘, Vl 斎藤ネコ]

マーヴィン・ゲイの名曲「What's Going On」の、クインシー・ジョーンズによるカヴァー・ヴァージョン。ビッグバンドジャズとソウルの融合です。
安定の角田健一ビッグバンドの演奏に、Vo, Cho, Fl, EG, Vlのアディショナル・ミュージシャン達が見事に絡みあい、素晴らしい世界を創り上げています。エンディングのEGとEP、Vlのソロバトルは聴きごたえ十分です。

2. モーニン Moanin'
[Solo:TS 吉本章紘, Tp 宮本裕史]

アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズのメンバーであった、ボビー・ティモンズにより作曲されました。今回はクインシー・ジョーンズのアレンジをベーシックにお届けいたします。洗練された都会的な雰囲気の漂う静かなオープニングから、徐々に激しく盛り上がっていく、ホーンセクションの押しの強い重厚なサウンドに、都会を生きる男たちの心の中にある悲しみや苦しみ、嘆き、そして叫びといったイメージが重なり、胸に熱いものがこみ上げてきます。



SIDE B

1. 想い出のサンフランシスコ I Left My Heart In San Francisco
[Solo:TS 川村裕司]

トニー・ベネットの代名詞といえるこの曲は、1953年、ジョージ・コーリー(作曲)とダグラス・クロス(作詞)により産み出されました。二人の故郷、サンフランシスコへの想いが込められた名曲です。
ふっくらと暖かいホーンセクション・サウンド、淡々としながらも優しく刻まれるアコースティックギター・ストロークとブラシ・スネア、少しユーモラスで軽やかなピアノ・フレーズがとても心地よく響きます。

2. アイム・ゲッティング・センチメンタル・オーヴァー・ユー I'm Getting Sentimental Over You
[Solo:Tb 中路英明]

1932年、作曲家のジョージ・バッスマンが、トロンボーン奏者のトミー・ドーシーが率いるトミー・ドーシー・オーケストラに提供した楽曲です。ふっくらとした音色のトロンボーン・ソロとサックスセクション・ソリが優しく響きます。サックスセクションはクラリネットとアルト・サックスを持ち替えての演奏で、シーンごとの雰囲気づくりに一役買っています。トロンボーンの絡み合うようなソロに酔いしれてしまいます。

3. サー・デューク Sir Duke
[Solo:Tb 滝本尚史, EP 板垣光弘]
スティーヴィー・ワンダーによるデューク(公爵)・エリントンへのトリビュート曲。歌詞には、デューク・エリントンのみならず、カウント・ベイシー、グレン・ミラー、ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルドといったジャズ・レジェンドの名も登場します。今回のビッグバンドアレンジでは、軽やかに刻むバンジョーに色付けされたポップなビート、対照的に響く重厚なホーンセクション・アンサンブルを、そして野太くうなるトロンボーン・ソロからコロコロと軽いエレピ(Fender Rhodes)・ソロへの展開を存分にお楽しみください。



[DISC 2]
SIDE C


1. シャレード Charade - Main Title
[Solo:SS 川村裕司]

1963年のサスペンス動画「シャレード」のテーマ曲。ヘンリー・マンシーニ作曲。疾走感のあるドラム&ベース、雄大なストリングスメロディーの滑らかな響き、うねるトレモロエレキギター、スリリングなホーン・セクション・アンサンブルに、ぐぐっと引き込まれます。ブレイク・パートでのサックスソロプレイや、なんとソプラノとアルトの両方を咥えての一発録音です。初めて見ました。

2. いそしぎ The Shadow Of Your Smile
[Solo:Cl 鈴木直樹, AP 板垣光弘]

日本では「いそしぎ」として知られる映画「The Sandpiper」(1965年)のテーマ曲。映画ではトランペット・ソロバージョンで演奏されました。また、多くのシンガーによりカヴァーされているボーカル曲としても広く知られていますが、今回はクラリネット・ソロ・ヴァージョンでお届けします。柔らかく、滑らかで美しいクラリネット・ソロは、夏の夕暮れに響くいそしぎのさえずりの様に、心を静かに落ち着かせてくれるでしょう。



SIDE D

1. スパイ大作戦のテーマ Mission Impossible Theme
[Solo:AP 板垣光弘, Tp 宮本裕史]

アメリカのテレビドラマ「スパイ大作戦(1966年〜73年)」のテーマ曲です。映画製作会社メトロ・ゴールドウイン・メイヤー(MGM)の映画作曲家、ラロ・シフリンにより手掛けられました。ラテンパーカッションがフィーチャーされたリズムセクションが刻む5拍子のビート。そこに絡むブラスセクションは鮮やかで、切れ味鋭く高らかに響きます。同じく切れの良いアコースティックピアノとミュートトランペットソロが生みだす、ピンと張りつめた緊張感に息をのみます。

2. 007 ジェームス・ボンドのテーマ The James Bond Theme
[Solo:Tb 池田雅明, Tp 宮本裕史]

映画007シリーズより、ジェームス・ボンド・テーマです。1962年から現在まで、24作が公開されてきました。鋭く炸裂するブラスセクションに始まり、背後から忍び寄ってくるようなホーンセクション&ビブラフォンフレーズ、そして007といえばこれでしょう、誰もが口ずさむエレキギターリフの流れに、007の世界にどんどん引き込まれて行きます。更にはねっとりと絡みつくようなトロンボーン・ソロと、トランペットのプランジャー・ソロに酔いしれること間違いありません。

3. アイアンサイドのテーマ Ironside Theme
[Solo:Fl 中川昌三, Tp 宮本裕史]

アメリカの刑事ドラマ「鬼警部アイアンサイド(1967年〜75年)」のテーマ曲です。日本では、ワイドショー「テレビ三面記事ウイークエンダー(1975年〜1985年)」の方がお馴染みかもしれません。クインシー・ジョーンズによる作品です。
ドラム、ベース、アコースティックギター・カッティングが刻むリズムに自然と体が動いてしまいます。ホーン・セクション・ソリからのトランペット・ソロ、フルート・ソロ、ブラスセクション・ソリという怒涛の展開は聴きごたえ十分です。



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