TOPページ > ステレオサウンド書店 > 管球王国 Vol.87 2018年 WINTER
■発売日:2018年1月29日 ■雑誌コード:67969-78 ■ISBN:978-4-88073-412-5 バックナンバーはこちら Fujisan.co.jpで“月額払い”で購読
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■システム音を支配する管球式プリアンプの力を聴く
最新プリアンプ厳選18モデルの徹底試聴
テスター=三浦孝仁/吉田伊織
管球式プリアンプは音を魅力的に演出する力を備えています。プリアンプの選択によってシステム全体の音は大きく変わります。10万円未満から300万円超までの価格帯の管球式プリアンプ18モデルの音の特徴を試聴で探ります。フォノ入力装備のモデルはアナログレコードも試聴します。設計の特徴と音の個性をリポートします。
[試聴アンプ]
アムトランスTU8500アムトランス・ヴァージョン、三栄電波Allargando MINI-CA82、春日無線変圧器KA25RK mkII、サン・オーディオSVC200管球王国ヴァージョン、サンバレーSV310、トライオードTRX3、ラックスマンCL38uC、山本音響工芸CA03L、ウエスギU・BROS2011P、エアータイトATC5、マッキントッシュC2600、オクターブHP300SE、オーディオ・リサーチLS28、ナグラCLASSIC PREAMP、オーディオ・ノートG70、フェーズメーションCA1000、アインシュタインThe Preamp、シルバトーンL103
■アルテック825箱によるヴィンテージ・ユニット10モデル試聴
JBL、TANNOY、Goodmans、ALTEC、WE、RCA、STEPHENS
テスター=新 忠篤/土井雄三/篠田寛一
アルテックH825は1957年のA7で用いられた縦スリット型のヴィンテージ・エンクロージュアです。ショートホーン+バスレフの構造を持つ大型エンクロージュアに組み込むことでヴィンテージ・フルレンジ・ユニットがどう鳴るか。口径20cm〜38cmの米英のユニット10モデルを試聴します。
[試聴アンプ]
プリアンプ=アルテック1567A、パワーアンプ=アルテック1520T
[試聴スピーカー]
アルテック409B、タンノイIIILZ Monitor Gold、スティーブンスP112、グッドマンAXIOM301、ウェスタン・エレクトリックD173491、ウェスタン・エレクトリック754A、JBL D130、アルテック603B、RCA 515S1、アルテック415C
■実験工房「300B真空管 16種のブラインド試聴 シングル動作篇」
テスター=新 忠篤/岡田 章
現行生産管をメインにヴィンテージ管も交え、直熱3極管300Bをシングルアンプでブラインド試聴します。アンプはメーカー製のアムトランスTU8600 Modified by Amtransルンダールトランス仕様を用い、ユーザーの環境に近い試聴条件とします。銘柄名など先入観を排したブラインドテストで、それぞれの真空管の能力を明らかにします。
[試聴真空管]
◎現行生産管=エレクトロ・ハーモニックス300B EH、ジェナレックス・ゴールドライオン(made in Russia)PX300B、ゴールデンドラゴン4-300BC/MP、エレクトロ・ハーモニックス300B EH Gold、ゴールデンドラゴン300B Super/MP、曙光電子300B-98、プスヴァン300B、サンバレーPrime 300B ver.5、JJエレクトロニック300B JJ、サンバレーPrime 300B ver.4、KR KR300B/MP、プスヴァンWE300B、KR 300B Balloon/MP、高槻電気工業TA300B ◎ヴィンテージ管=ウェスタン・エレクトリックWE300B(初期U.S.ARMY銘)、ウェスタン・エレクトリックWE300B(1979・81年再生産)
■マイ・ハンディクラフト
『管球王国』筆者の熟達した設計による新作・管球式アンプを発表します。回路解説、実体配線図と回路図、パーツリストとともに、製作の過程、完成した実機を試聴インプレッションを交えて紹介します。
是枝重治◎6550シングル・パワーアンプPLA87の製作
『管球王国』15号で発表したKT88シングル・アンプを、エレクトロ・ハーモニックス6550EHを出力管に用いて刷新しました。電源/出力トランスは優れた特性を持つ春日無線変圧器製を採用。ビーム管6550の力強さが宿った清冽な音を聴かせます。
大西正隆◎タムラ新型トランス搭載ロフチン・ホワイト型300Bシングル・パワーアンプHK33の製作
タムラ製作所製新型トランス搭載アンプ第4弾です。SRPPドライバー段によるロフチン・ホワイト型回路を採用。真空管とダイオードによる整流回路の切替え、NFBのON/OFF切替えも装備します。300Bの新たな魅力を引き出す奥行きある音を聴かせます。
■「普段使いで音の良いMM系カートリッジ選び」小原由夫
MM型カートリッジは採用素材や設計技術の進歩でMC型に劣らないワイドレンジ化、高分解能化を遂げています。手の届きやすい5万円以内の価格の11モデルを試聴して、レコードを良い音で思う存分に聴ける機種を探ります。
[試聴カートリッジ]
シェルターModel 201、シュアーM97XE、ゴールドリングE3、グラドPrestige Gold 1、ゴールドリング2100、グラドReference Platinum 2、ナガオカMP200、オルトフォン2M Bronze、レガExact、オーディオテクニカVM750SH、クリアオーディオPerformer V2
■「マイルス・デイヴィス初期の最高の録音を聴く」
池田晴彦(ハルズレコード)/篠田寛一/清水 廣
マイルス・デイヴィスをはじめ1940〜50年代、黄金期ジャズの巨人の名録音は同じ音源がSPレコードやLPレコードなど時代に合った形態のレコードで発売された歴史を持ちます。さらに、当時のレコードは時期によって異なるイコライザーカーブで制作された可能性があります。あらゆる録音特性に対応するフォノイコライザー/プリアンプのEMT JPA66Mk2を用いてSPレコード、モノーラル10/12インチLPレコード、モノーラル7インチEPレコードのオリジナル盤を本来の録音特性を探りながら聴き、ブルーノート・レーベル初期のマイルス、さらには数々のビッグネームの最高の音に迫ります。
■実践ラボラトリー「全段バランス伝送を真空管アンプで構築/入力トランスの帯域特性による音の違いも探る」
新 忠篤/佐藤隆一
アナログ再生も含めてバランス伝送が注目される場面が増えています。全段プッシュプル構成の真空管アンプによる完全なバランス伝送システムでどんな音が聴けるか、実践試聴で探ります。広帯域/狭帯域の入力トランスで音楽表現がどのように変化するかも試聴で探ります。
■録音エンジニアが探る究極の一体型プレーヤー「dCS Vivaldi One」 常盤 清
録音エンジニア(日本フォノグラム)のキャリアを持つ常盤 清氏は1990年から録音現場で時代の先端を行くプロ機として英国dCS初期のA/DコンバーターdCS900を用い、現在も自宅リスニングルーム兼マスタリングルームでdCSプロ機器を常用しています。同社30周年記念の一体型SACD/CDネットワークプレーヤーVivaldi Oneを常盤氏の自宅自宅に8日間持ち込み試聴します。レコード会社在籍時に自らデジタル・マスタリングを行なった「ステレオサウンド・リファレンス・レコード(CD)」の聴きどころもリポートします。
■映写技師の想い出「私のアナログ再生歴と愛聴盤」 吉田伊織
映写技師のキャリアを経て、管球式アンプ自作など様々なオーディオ遍歴を重ねてきた吉田伊織氏はアナログレコード再生でも自分流儀で塾味を追求しています。自らのアナログ再生システムと、音楽志向の一端も浮かび上がる愛聴盤レコードを語ります。
■2018冬の注目新製品試聴
テスター=新 忠篤/高津 修/角田郁雄/傅 信幸
この冬に登場する話題の管球式アンプやスピーカー、アナログ関連製品などのニューモデルを試聴し、特徴と音質を検証します。今号はフォノイコライザーやカートリッジなどアナログ関連が充実です。
■「クラングフィルムの歴史とドイツの名機たち」 小林正信
「傾聴すべきフルレンジスピーカー」 ジーメンスの12インチユニットについて解説します。フィールドコイル型/フィックストエッジでスタートしパーマネント型/革エッジ化した後、1940年代にメタルコーン・トゥイーターを加えて同軸化される変遷を辿り、構成によって異なるドイツ製ヴィンテージ・スピーカーの魅力を紹介します。
本誌87号91頁に掲載のフルテックのコネクター・ケーブルホルダー、NCF Boosterの価格に誤りがありました。正しくは下の通りです。関係各位にお詫びして訂正させていただきます。
フルテック NCF Booster ¥32,800(税別)