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REFERENCE RECORD 第1集:フィリップス・サウンドVol.1 (CD) SSPH-3001


■選曲・構成:菅野沖彦
■型番:SSPH-3001
■JAN:4571177050335

ステレオサウンド誌上での試聴ソースを多数収録

販売価格3,143円(税込)

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追加プレスを重ねて確立した高音質音楽ソフトの金字塔。
これからも名盤として聴き継がれることでしょう。


 弊社が1990年代初頭より発売してきた『ステレオサウンドリファレンスレコード』。現在ではクリティクスシリーズと称しているカテゴリーのなかでも、とりわけ人気が高いのが『Vol.1旧フィリップス 菅野沖彦 選曲・構成』です。

 本作は90年代初頭、熟成を極めつつあったCDの音を菅野沖彦氏がオーディオファイルの再生環境を見極める目的で、旧フィリップスの最先端のデジタル録音のなかから音質的に優れた楽曲を、14枚のCDの中から選曲・構成したコンピレーションです。アナログ録音の手法を引き継ぎながらも、当時の最新デジタル録音機器を駆使して収録・制作された楽曲の数々は、現代のオーディオシステムで再生しても色彩感に溢れる音を届けてくれることでしょう。

 本作の特徴は、単なる名曲集ではないところ。同封される冊子では、オーディオ再生の聴きどころや再生の難しさにまで言及。それらはオーディオを極めてゆくうえで大いに役立つ指標となるはずです。

 本アルバムに収録された楽曲がオーディオ機器でバランスよくスムーズに再生できれば、どんな編成のクラシック音楽を聴いても過不足なく楽しめるに違いありません。このCDは、ステレオサウンド誌や管球王国の誌面上で試聴ソフトとして、あるいは世界各地のオーディオメーカーの設計者やエンジニアの音づくりの指針として、現在も広く使用されています。




このレコードの選曲・構成について  菅野沖彦

 このCDは、ステレオサウンド誌のリファレンス・レコードとして私がフィリップス録音の中から選んだものだ。音楽やサウンドというものは普遍性と主観の絶妙なバランスを価値基準とするものだが、合議制ではそのバランスがとれるようでいてとれないものである。したがって、一人で選曲構成するということで、このvol.1を制作することになった。

 フィリップス・クラシックス制作の中で、私が優れた録音だというものは数え切れないほどあるが、これは'82〜'90年に制作されたものの一部だ。1枚目ということなので、ここでは比較的録音年月日の古いものにも選択の範囲を拡げたのだが、それらは最新のものと比較して全く遜色のないものだと思う。また、過去にステレオサウンド誌上でのオーディオ機器の試聴テスト用として登場したものはできるだけ収録すべきであるとも考えたし、新しいものについては今後機会あるごとにシリーズ化していけばよいと考えたのである。

 こういうリファレンスCDが出来ると、我々と読者諸兄との間に共通言語をつくることの一助となるわけで、テストリポートを読んでいただくときにイメージがより明確になると思われる。しかし、そうした目的に限らず、オーディオを楽しむ音楽プログラムソースとしての楽しいCDとして愛聴していただきたいというのが本当のところである。

 オーディオファンは音楽ファンだが、サウンドに敏感で、音の良さやリアリティ、つまり美しさと同時に真実味を楽しむことにも大きなウエイトがあるはずだ。ここに選んだものは音楽の質的な高さ、芸術性を最も大切に考えたことはもちろんだが、同時にその音楽的価値を最高度に高める録音のクォリティに重点をおいて選んだつもりである。

 また、オムニバス形式とはいえ、連続して聴かれる場合に何らかの流れと鑑賞的な興味の一貫性をも加味して構成したつもりだが、あまりにヴァライエティに富んでいるため音楽的には散漫な形になったことも認めざるを得ない。1枚のCDの中に音楽的特質と音響的特質の双方からできるだけ多くを網羅しようとした欲張りな企画なので、これもまた致し方ないことだと思っている。

 オーケストラ曲3曲、歌曲4曲、ピアノ曲2曲、器楽曲2曲、協奏曲1曲という内容であるが、全体を概括すると次のようになる。

 オーケストラの3曲は音楽的に特徴を持ったものでオペラ前奏曲、組曲、交響曲というカテゴリーとヴェルディ、ムソルグスキー、マーラーといった作風のコントラストを考えた。また、マーラーはあえてボストン・シンフォニー・ホールでのライヴを選んで録音方式のサンプル性も加味している。

 歌曲はオペラ・アリア、リート、男声、女声などレンジや発生の違いを考えて選んだ4曲であり、隣同士に何らかの関連性を与えたつもりである。オペラのプレリュードにアリアが続き、アリアのバスがリートのバリトンにつながり、次の女声はリート同士でつながり、さらにソプラノとは異質の声質をもった女声としてメッゾ・ソプラノが続く。そこで伴奏がギターになり、作品もラテン系になったので、次はイタリアのカルッリのギター協奏曲・・・といった具合である。ピアノ・トリオ“ドゥムキー”を介して、ピアノ・ソロではベートーヴェンの古典的な趣をもった変奏曲とプロコフィエフの現代性を対比させ、楽曲、楽器、録音の違いへの興味を考えた。プロコフィエフの次にはラフマニノフ、そしてムソルグスキーとロシアの作曲家を並べた。

 最後はオーケストラの対比で「展覧会の絵」に続いてマーラーの交響曲第5番の第1楽章のライヴ録音がくる。フィラデルフィアとボストンという同じアメリカのメイジャー・オーケストラだが、曲、録音の違いとともに全く異なるオーケストラの世界が対比される。

 以上はオペラ3枚組を含めて全14枚のCDからの選曲構成で、自信をもっておすすめできるフィリップス・サウンドの饗宴である。
(ブックレットより)




●Specifications
総演奏時間:73分06秒
全曲デジタル録音
20ページ ブックレット付属(菅野沖彦氏本人による聴きどころ解説掲載)


収録曲

ヴェルディ
1.歌劇「マクベス」:前奏曲
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
指揮:ジュゼッペ・シノポリ

マイアベーア
2.“ピフ、パフ”(第1幕:マルセル)
サムエル・ラミー(バス)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ユリウス・レーデル

シューベルト 3.歌曲集「白鳥の歌」D.957:第9曲;彼女の絵姿
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)

シューベルト
4.音楽に寄せて 作品88の4 D.547
エリー・アーメリング(ソプラノ)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)

ソル
5.セギディーリャ集:苦しめるのはやめてくれ
テレサ・ベルガンサ(メッゾ・ソプラノ)
ホセ・ミゲル・モレーノ(ギター)

カルッリ
6.ギター協奏曲第2番 ホ短調 作品140
「社交界の小協奏曲」
1. Allegro
ペペ・ロメロ(ギター)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
指揮:アイオナ・ブラウン

ドヴォルザーク
7.ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 作品90「ドゥムキー」
3. Andante-Vivace non troppo-Andante-Allegretto
ボザール・トリオ メナヘム・プレスラー(ピアノ)
インドーア・コーエン(ヴァイオリン)
バーナード・グリーンハウス(チェロ)

ベートーヴェン 「ネル・コル・ピウ(わが心、もはやうつろになりて)」の主題による
6つの変奏曲 ト短調 WoO 70
8.Thema
9.Variation I
10.Variation II
11.Variation III
12.Variation IV
13.Variation V
14.Variation VI
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)

プロコフィエフ
「ロメオとジュリエット」からのピアノのための小品
15.バルコニーの情景
16.モンタギュー家とキャピュレット家
ベラ・ダヴィッドヴィッチ(ピアノ)

ラフマニノフ
17.ヴォカリーズ 作品34の14
−チェロとピアノのための(編曲:レナード・ローズ)
ハインリッヒ・シフ(チェロ)
エリーザベト・レオンスカヤ(ピアノ)

ムソルグスキー
組曲「展覧会の絵」(編曲:ラヴェル)
18. 1. プロムナード
19. 2. こびと
20. 9. 卵のからをつけたひなの踊り
21. 14. バーバ・ヤーガの小屋
22. 15. キエフの大きな門
フィラデルフィア管弦楽団
指揮:リッカルド・ムーティ

マーラー
23.交響曲第5番 嬰ハ短調
1. Trauermarsch 葬送行進曲
ボストン交響楽団
指揮:小澤征爾

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