商品画像 ![]() 気鋭のブランド「アラクラフト」のデビュー作 ![]() ↑11.5cmアルミ・マグネシウム合金振動板を搭載した逆ドーム型ウーファー。磁気回路には、この口径のユニット用としては大型のネオジムマグネットが採用されている ![]() ↑リアバッフルを外し、吸音材を取り除いた状態。ウーファー磁気回路のマグネットの大きさと、ロの字状バッフルの断面から内側の起伏がおわかりいただけると思う アラクラフト(ARACRAFT)がデビュー作として発表した小型スピーカー・システム「Tedius AL100ND」。ブラック・ヘアライン仕上げが施されたアルミニウム製エンクロージュアをまとう本機からは、精悍な印象を受けると同時に上質な道具が持つ品位を感じることができる。 このTedius AL100NDは、日本のオーディオ界において辣腕をふるった熟練クラフトマンによって設計されたスピーカーだ。つまり、第一線で知り得たノウハウを自らのブランドのためにコンパクトにまとめ上げた作品、といってもよい。 ■細部まで入念な設計がされ適材適所に厳選パーツを投入 エンクロージュアは、フロントとリアバッフル、ロの字型に押し出し一体成型された上下左右バッフルからなる3ピース構造となっている。 アルミ材の厚さは12mmとなっている。だから、手にとってみると、高さ20cm弱、横幅15cmに満たないサイズに比してずっしりと重い。 ユニットは、11.5cmの逆ドーム型ウーファーと、フロントバッフルを切削して作ったショート・ホーンに1.9cmコンプレッション・ドライバーを組合せたトゥイーターを搭載。バスレフポートはリア側に設けられている。 ウーファー、トゥイーターともに振動板をアルミ・マグネシウム合金製とすることで音色の統一が図られている上、両者とも磁気回路にネオジムマグネットを搭載している。クロスオーバー周波数は5.5kHz。 また、先述したエンクロージュアのロの字部分の内側には、意図的に高低差3mm程度のゆるやかな起伏がつけられている。この工夫により内部定在波の発生を抑えるとともに、十分な強度を確保することができたということだ。 ■サイズを超えたサウンド・スケープが広がる 季刊ステレオサウンド178号に掲載された本機の試聴記において和田博巳氏は、サウンドキャラクターについては『陽性の明快な音』、音楽の表現力については『ピンポイントの定位やS/Nの高さ、広大な音場感はもちろんこのスピーカーの得意とするところ』と、記している。 多少オーバー・スペックであっても高品位なアンプをあてがうことで、このサイズのスピーカーが描出したとは思えないほどのサウンド・スケープが、眼前に広がることだろう。 小型スピーカー愛好者はもちろん、これから本格的なオーディオを始めたいという方にもおすすめできる逸品だといえる。コストパフォーマンスの高さも魅力的だ。 製品仕様 型番:Tedius AL100ND ●型式:2ウェイ2スピーカー・バスレフ型 ●使用ユニット:ウーファー・11.5cm逆ドーム型、トゥイーター・1.9cmコンプレッション・ドライバー+ホーン型 ●クロスオーバー周波数:5.5kHz ●感度:85dB/2.83V/m ●能率:105dB±3dB ●寸法/重量:W148×H206×D223mm/7.4kg ■ご注文・発送に関するお問合せ (株)ステレオサウンド 販売部 お問い合わせフォーム ■商品の仕様に関するお問合せ:アラクラフト Eメール この商品を見た人は、こちらの商品もチェックしています!最近見た商品 |